中津川温泉クアリゾート湯舟沢

中津川温泉クアリゾート湯舟沢は、岐阜県中津川市神坂に位置する温泉施設です。旧中山道の宿場町として知られる馬籠宿の近くにあり、歴史的な雰囲気を残す地域にあります。

泉質

泉質は、ナトリウム炭酸水素塩泉（重曹泉）で、肌にやさしく、湯上りには肌がすべすべになると評判です。

歴史

この施設は1995年（平成7年）2月に開業しました。この場所は、かつて長野県西筑摩郡神坂村の湯舟沢という集落でしたが、1958年（昭和33年）に越県合併により岐阜県中津川市となりました。湯舟沢という地名は、伊邪那美命が天照大神を生んだ際に産湯を使ったとされる湯舟（滝壺）が、温川の上流にあることに由来します。この湯舟は、昭和初期までは雨乞いの儀式が行われていましたが、現在は堰堤により埋まっており確認することはできません。

また、この温泉は、国鉄が民営化される前に日本鉄道建設公団が中津川線を建設しようとした際に掘り当てられたものです。中津川線は工事が中断されましたが、その予定地には神坂駅が建設される予定でした。

施設構成

温泉ゾーン、プールゾーン、バーデゾーン、リラックスゾーンの4つのゾーンで構成されています。

温泉ゾーン: 大浴場、内風呂、露天風呂、サウナがあり、温泉をゆっくりと楽しむことができます。
プールゾーン: 屋内プール、屋外流水プール、屋外ジャグジーがあり、家族で楽しむことができます。
バーデゾーン: 水着着用の男女共用エリアで、リラックス効果のある様々な浴槽があります。
リラックスゾーン: マッサージチェアや休憩スペースがあり、湯上りにゆっくりとくつろぐことができます。

また、宿泊施設として『ホテル花更紗』が併設されており、宿泊も可能です。

リニューアル

2017年（平成29年）2月13日から3月9日まで改装工事が行われ、3月10日にリニューアルオープンしました。

アクセス

鉄道・バス: JR中央本線中津川駅から北恵那交通バスの中切経由馬籠行きに乗り約20分、「中切」バス停で下車後、徒歩約4分です。中津川駅からは無料送迎バスも利用できます。中央道高速バスを利用する場合は、「馬篭」バス停で下車後、徒歩約17分です。
車: 中央自動車道中津川インターチェンジから国道19号を長野方面へ進み、落合沖田交差点を右折し県道7号線を約4.5km進むと到着します。

近隣の観光地

馬籠宿: 江戸時代の宿場町の雰囲気を残す歴史的な観光地です。
妻籠宿: 馬籠宿と同様に、江戸時代の宿場町の面影を残しています。
中津川市ふれあい牧場: 動物との触れ合いや、自然を満喫できる牧場です。
恵那峡: 木曽川によって作られた美しい渓谷です。
恵那山: 日本百名山の一つで、登山を楽しむことができます。
富士見台高原: 広大な高原で、ハイキングや自然観察が楽しめます。

関連項目

昼神[[温泉]]: 本温泉と同じく、中津川線建設の時に湧出した温泉です。
中津川線: かつて計画されていた鉄道路線で、現在は廃線となっています。

外部リンク

中津川温泉クアリゾート湯舟沢
ホテル花更紗

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