中環駅

中環駅 (Central Station)

中環駅は、香港の主要なビジネス街である中環地区に位置する香港鉄路（MTR）の駅です。港島線と荃湾線の2路線が乗り入れており、市内交通の要衝となっています。1980年2月12日に荃湾線の駅として開業し、その後1986年には港島線の駅が開業しました。

駅は地下構造で、港島線は単式ホーム2面2線、荃湾線は島式ホーム1面2線を有しています。港島線のホームは地下2階（柴湾方面）と地下4階（堅尼地城方面）に分かれており、荃湾線のホームはそれらの中間階（地下3階）に位置しています。また、地下通路を通じて香港駅と接続しており、徒歩で約5〜10分で乗り換えが可能です。

歴史

1980年2月12日：荃湾線の駅が開業。
1984年：C・D出入口が開設。
1985年5月31日：英語名が「Chater」から「Central」に改称。
1985年：K出入口が開設。
1986年5月23日：港島線の駅が開業。
2013年11月28日：L出入口が開設。
2019年3月18日：荃湾線当駅付近で電車衝突事故が発生。この影響で荃湾線当駅-金鐘間が2日間運休となりました。

駅構造

中環駅は地下駅であり、複雑な構造をしています。

港島線: 単式ホーム2面2線。
地下2階：柴湾方面
地下4階：堅尼地城方面
荃湾線: 島式ホーム1面2線。
地下3階：港島線ホームの中間階

地下2階の港島線柴湾方面ホームは、改札階コンコースと同じ階にあります。改札口は地下2階と地下1階に設けられており、香港駅へは地下2階コンコースから改札内乗り換え通路が利用できます。

駅階層

駅は複数の階層に分かれており、各階層に異なる施設や出口があります。

畢打街コンコース (L1): A, B, C, D出口があります。
遮打道コンコース (L1): E, F, G, H出口があります。
遮打道大堂 (L2): J, K, L出口があります。

出口

中環駅には多数の出口があり、それぞれ異なるエリアや施設に繋がっています。

A出口: 干諾道中、バスターミナル、中環埠頭、香港海事博物館など。
B出口: 環球ビル、工業総会簽證処、華人銀行ビルなど。
C出口: 中環街市、創興銀行センター、徳輔道中、利源東街など。
D出口: 藝穗会、華人行、畢打行、ザ・センター、港中病院など。
E出口: 遮打ビル、遮打道。
F出口: 雪廠街、聖佐治ビル、マンダリン・オリエンタル香港。
G出口: 東亜銀行ビル、中建ビル、香港外国記者会、置地広場。
H出口: 歴山ビル
J出口: 遮打花園、終審法院ビル、中国銀行タワー、シティバンクタワー、山頂トラム花園道トラム駅、AIGビルなど。
K出口: 皇后像広場、大会堂、愛丁堡広場、香港上海銀行・香港本店ビル、太子ビルなど。
L出口: 中国建設銀行ビル、東昌大廈

利用状況

中環駅は、毎日約25万人が利用する、香港で3番目に利用客の多い駅です。

駅周辺

駅周辺には、多くの商業施設や観光スポットがあります。

DON DON DONKI 100QRC店
大会堂公共図書館
香港駅

周辺の交通機関

中環駅は、鉄道以外にも様々な交通機関へのアクセスが便利です。

鉄道: 港鉄（香港駅、機場快線・東涌線）、ピークトラム（花園道駅）
バス: 新世界第一バス、城巴、トンネルバス、小型バス（港島小型バス）
フェリー: 珀麗湾客運、愉景湾航運、港九フェリー、新世界第一フェリー、スター[[フェリー]]

隣の駅

港島線: 上環駅 - 中環駅 - [[金鐘駅]]
荃湾線: 中環駅 - [[金鐘駅]]


中環駅は、MTRの主要な駅として、香港のビジネスと観光の両面を支える重要な交通拠点です。

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