中福良町

鹿児島県薩摩川内市中福良町について

中福良町は、鹿児島県薩摩川内市の南西部に位置する町です。隈之城川の支流である木場谷川の上流域に広がり、北東は隈之城町、南は尾白江町、都町、西は青山町と隣接しています。

地理

町の中心部を南北に国道3号隈之城バイパスが走り、東西には鹿児島県道313号荒川川内線が通っています。木場谷川は県道313号に沿って町の南端を東西に流れています。北部の台地は畑として利用されています。

歴史

1940年（昭和15年）に、旧川内町の大字西手の一部が中福良町として正式に成立しました。この際、長野、霧島の一部と上原、松迫など複数の小字が統合されました。翌年には川内町が市制を施行し川内市となり、2004年（平成16年）の合併で薩摩川内市の一部となりました。この合併の際、地名は変更されずに現在に至っています。

遺跡

1980年代には、隈之城バイパス建設中に旧石器時代から近世にかけての集落跡が発見され、土器や石器、陶磁器が出土しました。この発見は、中福良町の歴史の古さを物語るものです。

字名の由来

中福良町の名前は、旧川内町の大字西手にあった小字「中福良」に由来しています。

人口

国勢調査によると、1995年以降、中福良町の人口は以下のようになっています。

2020年: 880人
世帯数: 355世帯

施設

公共施設

中福良公民館
中福良上公民館

寺社

矢武者神社

学校

市立の小・中学校に通う場合、学区は以下の通りです。

（具体的な学校名については、地域の最新情報をご確認ください。）

交通

鉄道

町内には駅はありません。最寄りの駅は隈之城駅です。

道路

一般国道：国道3号隈之城バイパス
一般県道：鹿児島県道313号荒川川内線

まとめ

中福良町は、交通の便が良いだけでなく、豊かな自然と歴史を持つ町です。旧石器時代からの集落跡が発見されたことからもわかるように、古くから人が住み、生活を営んできた場所です。現在も地域住民の生活の場として、また薩摩川内市の一部として、重要な役割を担っています。

参考資料

角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店、1983年。ISBN 978-4040014609。

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