隈之城町

隈之城町（くまのじょうちょう）

概要

隈之城町は、鹿児島県薩摩川内市に位置する町です。旧川内市の一部であり、薩摩川内市の南部に位置しています。隈之城川の下流域に広がり、交通の要衝として発展してきました。2020年10月1日現在の人口は2,341人、世帯数は964世帯です。

地理

隈之城町は、薩摩川内市の南部に位置し、以下の町と隣接しています。

北部: 冷水町、向田町
南部: 矢倉町、尾白江町
東部: 勝目町、宮崎町
西部: 中福良町、青山町、宮里町

町の中央部を南北に旧国道3号が走り、北方には国道3号隈之城バイパスが通っています。また、鹿児島本線もこれに沿って走り、町内には隈之城駅があります。東西には、鹿児島県道313号荒川川内線と鹿児島県道336号山田隈之城線が通っています。

主要な施設として、隈之城駅の西側にはれいめい中学校・高等学校、東端には薩摩川内市立隈之城小学校があります。また、かつては川内純心女子高等学校がありましたが、閉校となり、現在は鹿児島純心大学附属純心幼稚園のみが残っています。北西部には、冷水町との境界線上に陸上自衛隊川内駐屯地があります。

河川・湖沼

河川: 川内川水系隈之城川
湖沼: 藤次郎池

地名の由来

「隈之城町」という地名は、1929年まで存在した隈之城村に由来します。隈之城村は、東水引村、平佐村と合併し川内町（後の川内市）となりました。

歴史

1940年2月10日、薩摩郡川内町の町名改称と区域変更が行われ、旧大字西手の一部と旧大字東手の一部を統合して「隈之城町」が設置されました。この際、多数の小字が隈之城町に編入されました。翌日には川内町が単独で市制を施行し、川内市となりました。

2004年10月12日、川内市を含む周辺の市町村が合併し、薩摩川内市が誕生しました。合併に伴い、既存の町名はそのまま維持され、隈之城町は薩摩川内市の一町となりました。

字域の変遷

詳細な字域の変遷については、歴史の項目で述べたとおりです。

文化財

市指定: 大源寺跡入来院氏関係石塔群（記念物（史跡））

人口

1995年以降の人口推移は、国勢調査に基づいて集計されています。詳細なデータは割愛しますが、人口は変動しながら推移しています。

施設

公共

陸上自衛隊川内駐屯地（一部）
鹿児島県北薩[[地域振興局]]第2庁舎
鹿児島県川薩保健所
鹿児島県教育委員会北薩教育事務所

教育

れいめい中学校・高等学校
薩摩川内市立隈之城小学校
鹿児島純心大学附属純心幼稚園
隈之城保育園

郵便局

隈之城郵便局（1921年開設）

寺院

城光寺

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合の学区は、市の規定によります。

交通

道路

一般国道: 国道3号（隈之城バイパス）、国道3号（旧道の一部）
一般県道: 鹿児島県道313号荒川川内線、鹿児島県道336号山田隈之城線

鉄道

九州旅客鉄道: 隈之城駅。肥薩おれんじ鉄道からの直通列車が1日4本運行。

脚注

[参考文献]に記載の資料を参照してください。

関連項目

隈之城（曖昧さ回避ページ）
外山警部補殺害事件（殉職の地に顕彰碑が建立）

参考文献

川内郷土史編さん委員会『川内市史 下巻』川内市、1980年。
角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店、1983年。ISBN 978-4040014609。
* “令和2年度薩摩川内市の教育” (PDF). 薩摩川内市教育委員会。2020年8月9日閲覧。

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