中里町

中里町（なかさとまち）について

中里町は、青森県津軽半島の中央部に位置していた町です。2005年3月28日に小泊村と合併し、中泊[[町]]となりました。ここでは、合併前の旧中里町について詳しく解説します。

地理

中里町の地形は、山林が約62%、平地が約28%を占めています。山間部には中山峠、玉清水山、袴腰岳、横岳などの山々が連なり、豊かな森林が広がっていました。また、岩木川をはじめ、鳥足沢、柏木沢など多くの河川が流れ、平野部を潤していました。

湖沼としては、十三湖や上高根溜池、大沢内溜池などが点在していました。

隣接していた自治体は、東側が東津軽郡の蓬田村と蟹田町、西側がつがる市、南側が北津軽郡の金木町、北側が同じく北津軽郡の市浦村でした。

歴史

中里町の歴史は、1889年（明治22年）4月1日に、武田村、中里村、内潟村の3村が合併したことに始まります。その後、1941年（昭和16年）9月10日に町制を施行し、中里町が誕生しました。1955年（昭和30年）3月1日には、内潟村と武田村が合併し、現在の町域が確定しました。

1966年（昭和41年）12月1日に、稲垣村大字下繁田の一部を編入するなど境界変更がありましたが、2005年（平成17年）3月28日に小泊村と新設合併し、中泊[[町]]となったため、中里町としての歴史は幕を閉じました。

地域

教育

中里町には、町立の小学校と中学校、県立の高等学校がありました。

中里町立中里小学校
中里町立今泉小学校
中里町立武田小学校
中里町立薄市小学校
中里町立中里中学校
青森県立中里高等学校

また、学校教育以外の施設として、中里職業能力開発校があり、職業訓練が行われていました。

神社・寺院

町内には、以下の神社や寺院がありました。

稲荷神社
神明宮
中里八幡宮
胸肩神社
猿賀神社
弘誓寺
善導寺
光勝寺

産業

中里町の産業は、農業と林業を中心とした第一次産業が主でした。肥沃な土地と豊かな水資源を活かした農業が盛んでした。

交通

鉄道

津軽鉄道線が町内を走っており、以下の駅がありました。

大沢内駅
深郷田駅
津軽中里駅

バス

弘南バスが町内を運行していました。

道路

国道339号と、以下の県道が町内を通っていました。

青森県道12号鰺ケ沢蟹田線
青森県道102号大沢内停車場線
青森県道103号津軽中里停車場線
青森県道183号富野大沢内停車場線
青森県道189号富萢薄市線
青森県道197号神原中里線

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

中里町には、以下の観光スポットやイベントがありました。

十三湖
不動の滝
なかさとまつり（なにもささ踊り）
尾別牧場
大導寺牧場
滝ノ沢ふるさと砂防愛ランド
中里城跡史跡公園
津軽三十三観音霊場（14・15・16）
町立博物館
桜づつみ公園

出身有名人

中里町出身の著名人として、以下の人々が挙げられます。

井沼清七 - 陸上競技選手（短距離走、1928年アムステルダムオリンピック代表）。のち松坂屋常務。
源氏山頼五郎 - 元大相撲関脇
十三ノ浦金四郎 - 元大相撲前頭
津軽國芳隆 - 元大相撲十両
出羽の花義貴 - 元大相撲関脇
横山ひでき - ローカルタレント
米塚義定 - 柔道家・元オリンピックのアメリカ合衆国選手団柔道アメリカ代表監督

関連項目

青森県の廃止市[[町村]]一覧
十三湖町構想

外部リンク

* 中里町 - ウェイバックマシン（2005年2月4日アーカイブ分）


中里町は、豊かな自然と歴史に彩られた、魅力的な町でした。現在は中泊[[町]]の一部となっていますが、その歴史と文化は今も大切に受け継がれています。

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