五所川原広域農道

五所川原広域農道は、青森県南津軽郡藤崎町から北津軽郡中泊町に至る、総延長27.264kmの広域農道です。通称「こめ米ロード」として地域住民に親しまれています。中泊町内の区間は「中里広域農道」とも呼ばれますが、こちらも「こめ米ロード」の愛称で呼ばれています。

概要

五所川原広域農道は、県営五所川原地区広域営農団地農道整備事業の一環として整備されました。1974年（昭和49年）に着工し、1993年（平成5年）9月10日に開通、1996年度（平成8年度）に竣工しました。

「こめ米ロード」という愛称は、以下の3つの意味が込められています。

農村地域の夢と希望をこめた農道
稲作（米）地帯を貫く農道
農村地域に密着した「わたし（マイ）」の農道

こめ米ロード全体では、総延長は約37kmに及びます。

特徴

五所川原広域農道は、並行する国道339号と比較して直線区間が長く、信号が少ないため、国道339号のバイパスとしての役割を果たしています。藤崎町から板柳町の区間は青森県道196号五林平藤崎線、五所川原市内の一部区間は青森県道156号福山五所川原線と重複しています。

路線データ

起点：青森県南津軽郡藤崎町
終点：青森県北津軽郡中泊町（旧中里町）
総延長：27.264 km
全幅員：8.5 m（有効幅員：6.0 m）
車線数：2車線
着工：1974年（昭和49年）
開通：1993年（平成5年）9月10日
竣工：1996年度（平成8年度）（防雪柵設置のため）
事業費：約70億7000万円

地理

五所川原広域農道は、以下の道路と交差しています。

国道7号（藤崎町）
青森県道196号五林平藤崎線
青森県道38号五所川原黒石線
青森県道35号五所川原岩木線（板柳町）
国道101号（五所川原市福山）
津軽自動車道五所川原東IC（間接接続）
青森県道156号福山五所川原線
津軽自動車道五所川原IC（間接接続）
青森県道26号青森五所川原線
国道339号（五所川原市毘沙門）
国道339号五所川原北バイパス
青森県道2号屏風山内真部線（五所川原市金木）
青森県道2号屏風山内真部線（バイパス）
青森県道183号富野大沢内停車場線
青森県道197号神原中里線
青森県道43号五所川原車力線（津軽令和大橋）
青森県道189号富萢薄市線
国道339号（中泊町今泉）

沿線施設

五所川原広域農道の沿線には、以下の施設があります。

板柳町立板柳東小学校
ごしょつがる農業協同組合本店
五所川原市立松島小学校
スーパーストア 金木タウンセンター店
* 青森県立中里高等学校（2022年3月31日閉校）

まとめ

五所川原広域農道（こめ米ロード）は、青森県の津軽地方における農業の振興と、地域住民の生活を支える重要な役割を果たしています。美しい田園風景の中を走るこの農道は、地域の魅力を再発見できるルートとしてもおすすめです。

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