今泉太田バイパス

今泉太田バイパス

今泉太田バイパスは、青森県北津軽郡中泊町今泉唐崎から五所川原市太田山の井に至る、国道339号のバイパス道路です。現道の抱える問題を解消し、より安全で円滑な交通を確保することを目的に建設が進められています。

バイパス整備の背景

国道339号の当該区間は、急勾配と急カーブが連続する非常に厳しい線形となっています。具体的には、最大10.9%という急勾配に加え、最小曲線半径が25mという急カーブが連続しており、大型車の通行においてはすれ違いが困難で、非常に危険な状況でした。また、路肩が狭く、冬期には路面凍結や積雪により、さらに通行が困難になるという問題を抱えていました。

これらの問題を解決するために、今泉太田バイパスの整備が計画されました。バイパスの整備により、急勾配や急カーブを回避し、安全で快適な走行が可能になります。また、災害時の緊急輸送道路としての機能も強化され、地域住民の安全・安心な生活を支えることが期待されています。

バイパスの概要

起点: 青森県北津軽郡中泊町今泉唐崎
終点: 青森県五所川原市太田山の井
計画延長: 1,880 m
計画幅員: 9.00 m（車道3.00 m×2、路肩1.50 m×2）
車線数: 2車線
事業費: 13億円（当初計画時）

事業の経緯

2004年度（平成16年度）：用地着手
2006年度（平成18年度）：工事着手
2011年（平成23年）11月：工期変更（当初完了予定：平成23年度）
2018年（平成30年）03月：工期変更（当初完了予定：平成29年度）
2023年度（令和5年度）：終了予定

バイパス整備の目的と期待される効果

今泉太田バイパスの整備は、以下の目的を達成し、地域に様々な恩恵をもたらすことが期待されています。

1. 交通安全の確保: 急勾配・急カーブの解消による交通事故の減少
2. 円滑な交通の実現: 冬期の交通障害の軽減、大型車の通行円滑化
3. 緊急輸送道路の機能強化: 災害時の緊急物資輸送や救助活動の支援
4. 地域経済の活性化: 津軽半島観光の振興、地域産業の発展

地域高規格道路としての役割

今泉太田バイパスは、半島振興法に基づく半島循環道路、災害対策基本法に基づく第2次緊急輸送道路に指定されており、地域における重要な役割を担っています。社会資本総合整備計画（交流促進と連携強化を支援するあおもりの道づくり）に基づき、安全な走行環境と災害時の緊急輸送道路としての機能確保を目指し、津軽半島の観光振興に寄与することが期待されています。

関連情報

青森県 県土整備部道路課
青森県 西北地域県民局
道路情報へのリンク'>五所川原北バイパス

まとめ

今泉太田バイパスは、地域住民の生活を支え、地域経済の発展に貢献する重要なインフラです。早期の完成が期待されています。

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