仲邑信也

仲邑信也

仲邑信也（なかむら しんや、1973年4月10日 - ）は、日本棋院東京本院に所属する囲碁棋士。九段。大阪府出身で、山下順源七段の門下。

経歴

アマチュア高段者の父の指導を受け、2歳年上の兄の影響で小学3年生の時に日本棋院関西総本部の院生となる。小学5年生の時に石井邦生九段から山下順源七段を紹介され、弟子入り。

高校には進学せず、院生として囲碁の研鑽を積む。1991年4月、17歳で入段。

1996年、第21回新人王戦で決勝に進出するも、高尾紳路に敗れ準優勝。

1998年、第13期NEC俊英囲碁トーナメント戦で溝上知親に勝利し、初タイトルを獲得。

2006年には国内予選を制し、富士通杯に出場。同年の年間成績は33勝8敗、勝率.805で棋道賞勝率第1位賞を受賞。

2008年4月、関西総本部から東京本院に移籍。2014年4月に再び関西総本部に移籍。

2019年4月には長女の菫が日本棋院史上最年少でプロ入り。2022年3月、菫の移籍に遅れて、自身も東京本院に再度移籍。

七大棋戦では、碁聖戦、天元戦などで本戦に進出している。

人物

他の棋士の棋譜に新しい手を見ると感動を覚えるという。子供の頃は武宮正樹九段の三連星の碁が好きで、よく棋譜を並べていた。

自身の棋風については「良く言えば厚み、悪く言えば甘い」と評している。

娘の菫が3歳のころから妻が囲碁を教え始めた。菫が世界を目指すには韓国で勉強させなければならないと考え、家族で日本と韓国を行き来し、修行を積ませた。

棋歴

タイトル

1998年 第13期NEC俊英囲碁トーナメント戦 優勝

主な戦績

1996年 第21期新人王戦 準優勝
2004年 第4回本因坊秀策杯 準優勝
2007年 第20回世界囲碁選手権富士通杯 日本代表

受賞歴

1996年 松原賞
2006年 棋道賞勝率第1位賞

昇段履歴

1991年 入段、二段
1992年 三段
1993年 四段
1994年 五段
1996年 六段
1998年 七段
2001年 八段
2012年 九段

家族

娘: 仲邑菫（囲碁棋士）
義妹: 辰己茜（囲碁棋士）

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