佐野信号所

佐野信号所は、群馬県高崎市上佐野町に位置する上信電鉄上信線の信号場です。ここでは、その歴史、構造、そして周辺情報について詳しく解説します。

歴史

佐野信号所は、1973年12月28日に開設されました。その後、1980年から1981年にかけて構内が一線スルー方式へと改良され、現在の形となりました。

構造

信号場は、南高崎駅と佐野のわたし駅の間に位置し、JR上越新幹線の高架橋に挟まれた場所に2本の線路を有しています。高崎駅から山名駅の間では唯一の列車交換設備を備えており、日中は頻繁に列車交換が行われます。

構内には片開き分岐器が使用されており、直線となっている主本線には上下双方への出発信号機が設置された一線スルー構造が採用されています。これにより、上り列車は列車交換を行う際に副本線へと転線しますが、交換がない場合は主本線をそのまま通過します。ただし、副本線側の出発信号機は上り方面にのみ設置されているため、下り列車は副本線へ進入できません。

また、構内の空いているスペースは資材の仮置き場として利用されているほか、運転士が安全確認のために使用する足場が設置されており、頻繁に利用されています。

隣の駅

上信電鉄上信線

南高崎駅
佐野信号所
佐野のわたし駅

その他

佐野信号所のような信号場は、鉄道の運行を安全かつ効率的に行う上で不可欠な施設です。列車交換を行うことで、単線区間における列車の運行頻度を高め、輸送能力を向上させる役割を果たしています。

関連情報として、日本の信号場一覧も参照ください。

外部サイトでは、上り列車が佐野信号所を列車交換なしで通過する様子を収めた前面展望映像が公開されています。

頑張るぐんまの中小私鉄「そのまんま上信線（上り：下仁田⇒高崎）」｜交通政策課｜群馬県 - 上り列車が列車交換を行わずに当信号所を通過する前面展望映像（1h02m30s〜） - YouTube

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