八千代バス・タクシー

株式会社八千代バス・タクシー

株式会社八千代バス・タクシーは、沖縄県宮古島市に本社を構えるバス・タクシー事業者です。路線バス事業では、主に宮古島市街地から島北部、そして池間島を結ぶ路線を運行しており、地域住民の重要な交通手段となっています。宮古島内には同社の他に宮古協栄バスも路線バスを運行していますが、八千代バスは主に北部エリアと池間島方面を担当しています。

ターミナルの変遷と路線網

かつて八千代バスと宮古協栄バスのターミナルは離れており、乗り換えが不便でしたが、2015年の伊良部大橋開通を機に、平良港に「交通結節点」というバス乗り場が新設されました。これにより、両社に加えて共和バスの路線も平良港に乗り入れるようになり、乗り換えがスムーズに行えるようになりました。さらに、2021年には結節点が宮古島市役所へ移動し、新たな拠点となっています。

沿革

• - 1955年10月3日：会社設立。
• - 1955年11月9日：事業認可。
• - 1997年4月1日：消費税率改定に伴い運賃改定。初乗り120円、基準賃率24円40銭。
• - 2008年9月16日：運賃値上げ。初乗り140円、基準賃率28円50銭。
• - 2000年代：合資会社から株式会社へ組織変更。
• - 2014年4月1日：消費税率改定に伴い運賃改定。初乗り140円、基準賃率29円30銭。
• - 2015年2月1日：伊良部大橋開通に伴いダイヤ改正。平良～平良港間の路線延長、島尻港への乗り入れ開始。
• - 2016年10月1日：ダイヤ改正。狩俣一周線を廃止、池間一周線を増便。
• - 2021年1月4日：ダイヤ改正。発着点を宮古島市役所に変更。運行経路は宮古島市役所と池間島間の往復に変更。

営業路線

2016年10月以降、八千代バスの路線は池間一周線（系統番号6番）が中心となっています。この路線は、宮古島市中心部の平良地区と島北部、そして池間大橋を経由して池間島を結びます。1日8往復（16便）運行されており、休日には夕方の1往復が減便されます。

路線は、宮古島市役所発池間島（漁港前）行きを「下り」、池間島発宮古島市役所行きを「上り」と呼びます。運行ルートは、県道230号線を経由する野田ルートと、大浦・島尻港を経由するルートの2つがあります。それぞれ4往復ずつ運行され、野田経由の下り便の折り返しは上りは大浦経由、大浦経由の下り便の折り返しは上りは野田経由となります。島尻港は、大神島への航路がない時間帯は経由しません。

2021年7月からは、大浦経由便は島尻入口以北、野田経由便は野田以北でフリー乗降制が導入され、より柔軟な利用が可能となりました。

主要な停留所

大浦経由: 宮古島市役所 - 警察署前 - ツタヤ前 - 宮古郵便局前 - サンエー前 - 北給油所前 - 北小前 - 宮古第一ホテル前 - 平良 - 西辺 - 成川入口 - 大浦 - 南静園 - 購買店前 - 【島尻港】 - 島尻入口 - 中学校前 - 狩俣 - 学校裏 - 漁港前

野田経由: 宮古島市役所 - （大浦経由と同経路） - 西辺 - 【成川】 - 成川入口 - 大浦入口 - 南静園入口 - 特別支援学校前 - 野田 - 島尻入口 - （大浦経由と同経路） - 漁港前

かつては狩俣を折り返す狩俣一周線もありましたが、2016年9月30日に廃止されています。

車両

八千代バスは、以下の車両を保有しています。

• - 大型貸切バス 23台
• - 中型貸切バス 1台
• - 小型貸切バス 2台
• - マイクロ貸切バス 1台
• - 乗合バス 4台
• - タクシー 11台

バスは日野自動車製が中心で、路線バス車両4台のうち、日野・レインボーが3台、三菱ふそう・ローザが1台となっています。2016年6月までに、路線バス車両はすべて交通バリアフリー法適合車両に更新されました。

外部リンク

• - 八千代バス・タクシー
• - 宮古諸島のバスマップ
• - BusGO! 宮古島 - 宮古島市内路線バス業者4社共通のバスロケーションシステム。各停留所の時刻表も掲載。

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