六条通

六条通：古都の歴史を今に伝える生活道路

六条通（ろくじょうどおり）は、京都市内を東西に走る通りの一つです。東は河原町通から西は堀川通まで、楊梅通や的場通の南、花屋町通の北に位置します。この通りは、平安京の時代に存在した六条大路に相当します。

概要

京都市内には、三条通、四条通、五条通、七条通といった、条数を名前に持ち、平安京の大路に由来する幹線道路が多く存在します。しかし、六条通はこれらの主要道路とは異なり、地域住民にとって身近な生活道路としての役割を担っています。

河原町通と烏丸通の間にある新六条通は2車線の幅がありますが、烏丸通から西、堀川通までの区間は道幅が非常に狭く、自動車はもちろんのこと、原付バイク同士のすれ違いも困難なほどです。また、東洞院通から富小路通の間には、北側に旧六条通が存在し、烏丸通以西と同様に狭い道幅となっています。

新町通から油小路通にかけては、小規模ながらも商店街が形成されています。この地域は、かつて「魚の棚通」と呼ばれており、東西の通りを覚える歌にも歌われています。錦小路通と同様に、往時の店舗が建ち並んだ道幅を今もなお継承しています。

西本願寺の聞法会館・駐車場（旧・本圀寺寺地）を挟んだ西側の延長線上、大宮通から先坊城通までには丹波口通が位置しています。さらにその西の延長線上、平安京の右京にあたる御前通から西の区間（阪急京都線との交点まで）には新城南宮道があります。

沿道の主な施設

ひと・まち交流館 京都
長講堂 - 元六条御所

関連情報

* 京都市内の通り

六条通は、幹線道路のような賑やかさはないものの、歴史的な背景を持ち、地域住民の生活に密着した、魅力あふれる通りと言えるでしょう。散策してみると、新たな発見があるかもしれません。

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