内陸工業団地

神奈川県内陸工業団地

神奈川県内陸工業団地は、神奈川県厚木市上依知と愛甲郡愛川町中津に位置する広大な工業団地です。相模原市南区と中央区に隣接し、西側は中津川、南側は国道129号線に面しています。この工業団地は、元々中津台地一面に広がっていた桑畑を、1941年に旧日本軍が相模陸軍飛行場（中津飛行場）として開発した場所に建設されました。終戦後、一時的に開拓農地として利用されましたが、土地改良事業を経て、1966年に工業団地としての造成が完了し、多くの企業が進出しました。

立地と交通アクセス

2013年3月には、近接地に圏央道の相模原愛川インターチェンジが開設され、東名高速道路との接続が容易になりました。さらに、2014年6月には相模原愛川インターチェンジと高尾山インターチェンジ間が開通し、中央道、関越道、東北道へのアクセスも向上し、物流拠点としての重要性が高まっています。

敷地概要

工業団地の総面積は234万7,119平方メートルに及びます。その内訳は、公園、歩道、車道、排水路などの公共用地が33万9,694平方メートル、分譲用地が200万7,425平方メートルとなっています。

歴史

この地域は、第二次世界大戦前には桑畑が広がっていましたが、戦時中に軍事施設として利用された後、農地として再利用されました。その後、工業化の波に乗り、工業団地として生まれ変わりました。

立地企業

工業団地内には、多種多様な企業が立地しています。

製造業: 亜東商事、ダイアボンド工業、メルク、オカダ工業、フォーム化成、電気興業、日本フルハーフ、日本発条、AGC、牧野フライス製作所、岩井機械工業、ナガタコーギョー、ニチリン、吉野石膏、大久保歯車工業、朝日機材、久保機工、コンチネンタル、富田電機製作所、フレアーナガオ、北斗電工、ニッキ、堀硝子、由利ロール機械、小木曽製作所、日本ハードメタル、赤羽金属製作所、トーモク、内田製作所、進和製罐、オーネックス、鉱研工業、富士ファニチア、星製薬
物流・運輸業: 日本通運、中野倉庫運輸、第一貨物、日本通運、ヤマト運輸、北相貨物自動車協同組合、鴻池運輸、ギオン、日本ロジスティックス、西濃運輸、トールエクスプレスジャパン、丸協運輸、渥美運輸、多摩運送
建設業: 大野建設、大野土建、白石建設、西松建設、国土開発工業、日本国土開発
商社・販売: 大崎、大崎金属、イセトー、関東礦油、トヨタサービスセンター神奈川、横浜トヨペット、トヨタ部品神奈川共販、西神通商、日本酒類販売、飛鳥井不動産、ヤマト科学、ケンコーマヨネーズ、三和流通産業、富士エコー、エコートレーディング
その他: エス・ブイ・シー東京、日本チャールスリバー、中津交通、日興産業、シンクスコーポレーション、サンエース、りそな銀行、トッパンテクノ、水道機工、大和ハウス工業、デザインアーク、トワード、ダイセル物流、東京スチールセンター、エイボンプロダクツ、アクティオ、アズフィット、ニチベイ、パルシステム生活協同組合連合会、サスコ、ネグロス電工、オーリート・ワン、髙山ジャパン、ESR、大器機械、グッドマンジャパン、ラッシュジャパン、ユニカフェ、JFEエンジニアリング、JFE鋼材、KYB、スーパーレックス、花王、花王ロジスティックス、関電工、ナカキンリース、マルネン、ナルミヤ、DNPエリオ、コンポー、シンテクノ、内陸工業ガス、ケイビーマシンニング、日本通信機、三菱ふそうトラック・バス、関東コイルセンター、トーウンサービス、佐川印刷、日本盛、日本クッカリー、山村倉庫、カネ美食品、昭和、朝くら、UDトラックスジャパン、テーオーシー、テーオーリネンサプライ、厚木玄林堂、大東ペイント、湘南シンセイ、オリックス自動車、厚木ロジスティック特定目的会社、厚木２ロジスティック特定目的会社、日本郵便、ゆうちょ銀行、一般社団法人神奈川県自動車会議所、一般財団法人日本空調冷凍研究所

アクセス

バス

神奈川中央交通バスが、本厚木駅、厚木バスセンター、海老名駅西口から運行しており、工業団地内の各所へアクセス可能です。

車

圏央道の相模原愛川インターチェンジから国道129号経由で約2.5km
圏央厚木インターチェンジから国道129号経由で約8km
東名高速道路の厚木ICから国道129号経由で約10km

関連事項

テレビドラマ「太陽にほえろ!」のロケ地としても使用されたことがあります。

外部リンク

* 神奈川県内陸工業団地協同組合

内陸工業団地は、神奈川県における重要な産業拠点として、今後も発展が期待されています。

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