南郡元町

南郡元町について

南郡元町（みなみこおりもとちょう）は、鹿児島県鹿児島市の中部に位置する町です。新川の下流域に広がり、北は郡元、郡元町、南は宇宿、西は南新町、紫原、東は東郡元町と隣接しています。人口は1,222人、世帯数は801世帯（2020年4月1日現在）で、全域で住居表示が実施されています。

地理

南郡元町は、鹿児島市の中央部に位置し、新川の豊かな流れに沿って発展してきました。町域の北側には、志學館中等部・高等部が所在し、文教地区としての顔も持っています。ただし、隣接する志學館大学は紫原一丁目に位置しています。

交通面では、町域の東端を国道225号が南北に走り、紫原団地入口交差点で鹿児島県道20号鹿児島加世田線と合流します。西端部にはJR指宿枕崎線と鹿児島市電谷山線が並行して走り、町の中央部に南鹿児島駅（鹿児島市電は南鹿児島駅前電停）があります。これにより、市内各地へのアクセスが容易です。

歴史

南郡元町周辺は、かつて「牛掛灘」と呼ばれる古戦場でした。南北朝時代の島津貞久と平忠高の戦いや、西南戦争の紫原の戦いの舞台となり、多くの犠牲者が出ました。その名残として、決戦の碑や牛掛公園が整備されています。

また、町域の北端にある涙橋は、江戸時代に処刑場へ向かう罪人と家族が最後の別れをした場所とされ、西南戦争では官軍と薩摩藩が激突し、多くの兵士が戦死した悲しい歴史を持っています。

1973年（昭和48年）に、郡元町・宇宿町の一部が再編され、南港地区として住居表示が実施された際に、南郡元町が誕生しました。1987年（昭和62年）には志學館高等部、1990年（平成2年）には志學館中等部が開校し、教育施設も充実しました。

町域の変遷

南郡元町は、1973年の住居表示実施によって誕生しました。それ以前は、郡元町や宇宿町の一部でした。

人口

1995年以降の国勢調査によると、南郡元町の人口は以下のように推移しています。

（国勢調査に基づく人口推移の表は、提供されたデータにはありませんでした。）

施設

公共施設
鹿児島市水道局新郡元水源地

教育施設
志學館中等部・高等部

郵便局
鹿児島南郡元郵便局

小・中学校の学区

（学区に関する詳細は、提供されたデータにはありませんでした。）

交通

道路
一般国道：国道225号
主要地方道：鹿児島県道20号鹿児島加世田線

鉄道
JR指宿枕崎線：南鹿児島駅
鹿児島市電谷山線：南鹿児島駅前電停

脚注

（脚注に関する内容は、提供されたデータにはありませんでした。）

参考文献

「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 ４６ 鹿児島県』角川書店、1983年。
豊増哲雄『古地図に見る かごしまの町』春苑堂出版、1996年。
南日本新聞『鹿児島市史Ⅴ』 5巻、鹿児島市、2015年。

関連項目

* 郡元 (鹿児島市)

南郡元町は、歴史と文化が息づく、交通の便も良い住みやすい町です。教育施設も充実しており、子育て世代にも魅力的な地域と言えるでしょう。

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