南鹿児島駅

南鹿児島駅

南鹿児島駅は、鹿児島県鹿児島市南郡元町に位置する、九州旅客鉄道（JR九州）指宿枕崎線の駅です。本項では、隣接する鹿児島市交通局の南鹿児島駅前停留場についても併せて記述します。

歴史

南鹿児島駅と南鹿児島駅前停留場は、それぞれ異なる歴史を歩んできました。

鹿児島市電

開設年不詳：鹿児島電気軌道が競馬場前駅として開業。
1928年（昭和3年）7月1日：鹿児島市電気局（現・鹿児島市交通局）に移管。
1928年（昭和3年）12月28日：軽便鉄道から軌道へ変更され、競馬場前停留場となる。
1956年（昭和31年）10月1日：競馬場前停留場が南港入口停留場に改称。
1967年（昭和42年）1月1日：南港入口停留場が南鹿児島駅前停留場に改称。
2019年（令和元年）7月3日：大雨による崖崩れの影響で市電が一時運転を見合わせ。

JR九州

1944年（昭和19年）10月1日：鉄道駅として南鹿児島駅が開業。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR九州の駅となる。
2012年（平成24年）12月1日：ICカード「SUGOCA」の利用が可能となる。
2020年（令和2年）5月30日：駅遠隔案内システム「ANSWER」導入に伴い無人化。

駅構造

JR九州

島式ホーム1面2線を有する地上駅です。
駅舎とホームは構内踏切で連絡しています。
2020年5月30日より無人駅となりましたが、駅遠隔案内システム「ANSWER」が導入されており、サポートを受けることができます。
IC乗車カード「SUGOCA」が利用可能で、簡易SUGOCA改札機が設置されています。ただし、SUGOCAの販売は行っていません。
タッチパネル式の自動券売機（ICカード非対応・オレンジカード対応）、ICカードチャージ機が設置されています。

鹿児島市交通局

相対式ホーム2面2線を有しています。
隣接する踏切で両ホーム間の行き来が可能です。
道路側のホームからは谷山方面、JR駅側のホームからは鹿児島駅前方面の電車が発着します。
両ホームとも幅が規定に満たないため、車椅子の利用はできません。
両ホームに電車接近表示機およびアナウンス装置が設置されています。
当停留場は、涙橋停留場付近から谷山停留場まで続く専用軌道上にあります。

のりば

JR九州

のりば	路線	方向
--	--	----
1	指宿枕崎線	鹿児島中央・指宿方面
2	指宿枕崎線	鹿児島中央・鹿児島方面

鹿児島市交通局

のりば	系統	方向
--	--	---
	1系統	郡元、鹿児島駅前方面
	1系統	谷山方面

利用状況

JR九州: 2020年度の1日平均乗車人員は1,214人です。指宿方面からの市電乗り換え客が多く、JR線と市電の並走区間内での短距離利用者もいます。
鹿児島市交通局: 利用状況の詳細は不明です。

駅周辺

駅裏手の斜面の上は紫原台地と呼ばれ、紫原団地があります。
駅前には居酒屋が立ち並ぶ一角があります。
周辺では幹線道路が交差しており、ロードサイド店が進出しています。
交通量が多いため、時間帯によっては渋滞が発生します。

バス路線

鹿児島交通の南鹿児島駅前バス停が利用可能です。

隣の駅

JR九州

■指宿枕崎線

郡元駅 - 南鹿児島駅 - 宇宿駅

鹿児島市交通局

鹿児島市電1系統

涙橋停留場 - 南鹿児島駅前停留場 - 二軒茶屋停留場

脚注

※ 参考文献：鹿児島市交通局『鹿児島の路面電車50年』(1978年)、水元景文『鹿児島市電が走る街今昔』(JTBパブリッシング, 2007年)

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

* 南鹿児島駅（駅情報） - 九州旅客鉄道

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