和白駅

和白駅について

和白駅（わじろえき）は、福岡県福岡市東区和白三丁目に位置する、九州旅客鉄道（JR九州）と西日本鉄道（西鉄）の共同使用駅です。香椎線と貝塚線という2つの路線が乗り入れており、地域住民の重要な交通拠点となっています。

利用可能な路線

JR九州
香椎線
西日本鉄道
貝塚線

歴史

和白駅は、1905年（明治38年）に博多湾鉄道の簡易停留場として開業しました。その後、路線の延伸や合併、国有化などを経て、現在の形に至っています。以下に主な出来事をまとめます。

1905年（明治38年）1月24日：博多湾鉄道の簡易停留場として開業。
1924年（大正13年）5月23日：博多湾鉄道汽船（貝塚線）が新博多～和白間で開業。
1925年（大正14年）7月1日：博多湾鉄道汽船（貝塚線）が和白～宮地岳間で開業。
1942年（昭和17年）9月19日：西日本鉄道糟屋線所属駅となる。
1944年（昭和19年）5月1日：国鉄と西日本鉄道の共同使用駅となる。
1961年（昭和36年）12月21日：貨物取扱を廃止。
1966年（昭和41年）10月26日：駅西方を立体交差化、現在の駅舎を建設。
1974年（昭和49年）3月5日：荷物扱い廃止、駅員無配置駅となる。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化によりJR九州が香椎線の駅を継承。
1988年（昭和63年）7月21日：JR九州の駅に委託駅員を配置。
2000年（平成12年）5月31日：自動改札機を設置し、供用開始。
2009年（平成21年）3月1日：JR九州和白駅でICカードSUGOCAの利用を開始。
2010年（平成22年）3月13日：西日本鉄道和白駅でICカードnimocaの利用を開始。
2015年（平成27年）3月14日：JR九州の駅が無人化。
2017年（平成29年）2月1日：西日本鉄道和白駅において駅ナンバリングを導入。
2017年（平成29年）1月～3月：西日本鉄道和白駅改修工事
2018年（平成30年）9月28日：JR九州和白駅において駅ナンバリングを導入。
2024年（令和6年）10月1日：西日本鉄道の駅で駅集中管理システム試験運用開始。
2025年（令和7年）4月1日：西日本鉄道の駅で駅集中管理システムの本格的な運用を開始（予定）。

駅構造

和白駅は、JR九州と西鉄で駅舎が分かれていますが、香椎線の西戸崎方面ホームに簡易IC改札機が設置されており、乗り換えは比較的スムーズに行えます。

JR九州

相対式ホーム2面2線を有する地上駅。
ホーム間は跨線橋で連絡。
駅番号はJD05。
無人駅で、遠隔案内システム「ANSWER」を導入。
ICカードSUGOCAが利用可能。
自動改札機はICカード専用。

西日本鉄道

相対式ホーム2面2線を有する地上駅。
駅舎は貝塚線とJR側の2番ホームに挟まれた場所にある。
駅番号はNK08。
自動券売機は設置されているが、自動改札機は無し。
ICカードnimocaは簡易改札機で対応。
西鉄ステーションサービスが駅務を管理。

のりば

JR九州

のりば	路線名	方面

-	-	---
1	香椎線	西戸崎方面
2	香椎線	香椎方面

西日本鉄道

のりば	路線名	方面
-	-	---
1	貝塚線	貝塚方面
2	貝塚線	新宮方面

利用状況

JR九州：2020年度の1日平均乗車人員は1,306人。
西日本鉄道：2023年度の1日平均乗降人員は2,239人。

駅周辺

駅周辺は、海側にはマンションが立ち並び、少し歩くと田園風景が残っています。山側には商店街があり、マンションも多いです。

主な施設:

和白干潟
上和白郵便局
和白郵便局
福岡市東部農業協同組合和白支店・農産物直売所「愛菜市場」
ホテルAZ福岡和白店・アメイズ福岡事務所
TSUTAYA 和白店
DAISO 和白店
福岡市立和白丘中学校
立花高等学校
RKB・KBC和白ラジオ放送所
令和健康科学大学

隣の駅

JR九州

香椎線：奈多駅 (JD04) - 和白駅 (JD05) - 香椎駅 (JD06)

西日本鉄道

貝塚線：唐の原駅 (NK07) - 和白駅 (NK08) - 三苫駅 (NK09)

脚注

[脚注情報]

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

和白駅（駅情報） - 九州旅客鉄道
* 和白駅 - 西鉄電車各駅情報サイト

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