小島一志

小島一志について

小島一志（こじま かずし、1959年1月12日生まれ）は、日本の著述家、編集者、そしてYouTuberとして知られています。彼は東京都に本拠を置く編集プロダクション「夢現舎（オフィスMugen）」の代表を務め、特にパズルや占い、格闘技に関する事業を展開しています。極真空手の愛好者であり、極真会館の名誉二段の資格を持っている小島は、士道館の最高師範である村上竜司により設立された「大日本強育委員会」の顧問としても活動しています。

学歴と経歴

栃木県で生まれた小島は、栃木県立栃木高等学校を卒業後、立教大学を中退し、早稲田大学商学部を卒業しました。編集者としてキャリアをスタートさせ、『月刊空手道』（福昌堂）の編集長を経て、夢現舎を設立しました。また、『月刊武道空手』（成美堂出版）や『極真空手』（学研）でも編集長を務めています。特に「フルコンタクト空手」という用語を提案し、伝統的な形の空手を「伝統派空手」と呼び換えるなど、編集者としても独自の視点を持ち合わせています。

執筆活動と主張

小島の著作は主に格闘技、特にフルコンタクト空手に焦点を当てています。彼は「この業界は評価されていない」としつつも、自身の仕事に誇りを持ち、空手界の現状を批判し、自己を振り返る姿勢を貫いています。過去には自身の意見をジャーナリストとして表現する試みに対し、「プロの物書きとして他者に関する情報を提供するのは当然」という見解を示しました。

さまざまなトラブル

小島は業界内で多くのトラブルに巻き込まれました。1989年に創刊した『月刊武道空手』は、笹川良一の圧力で休刊に追い込まれたと主張。新極真会からの襲撃を受けたとも述べており、また極真会館（松井派）との関係やトラブルも経験しています。特に、松井章圭との間に起きた問題では、自身が年間5000万円の損失を被ったと主張しています。

小島はまた、太気至誠拳法の創始者である澤井健一や、正道会館などに対し批判的な見解を多く持ち、その発言は常に物議を醸しています。特に正道会館に関しては、組織の背後に恐ろしい繋がりがあると指摘し、陰謀論も展開しています。

近年の活動

近年、小島はYouTuberとしても活動を開始し、格闘技関連のコンテンツを配信しています。「力なき正義は無能なり」というタイトルで自らの見解を発信し続け、地道に活動を続けています。彼の内容は、格闘技や武道に対する独特の視点と、業界の内情を詳細に語るもので、今後の動向に注目が集まります。著作には、『大山倍達正伝』や『芦原英幸伝 我が父、その魂』などがあり、彼の視野から捉えた武道の世界を伝えています。

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