岩滝口駅

岩滝口駅について

岩滝口駅（いわたきぐちえき）は、京都府宮津市須津に位置するWILLER TRAINS（京都丹後鉄道）の宮津線の駅です。駅番号はT16で、「宮豊線」として広く知られています。また、愛称駅名は「阿蘇の入江駅」としても親しまれています。

駅の概要

この駅自体は宮津市内に収められていますが、実際には鉄道駅のなかった旧岩滝町（現在は与謝野町の一部）への玄関口としての役割を果たしています。そのため、名前には「岩滝町の入口」という意味合いが込められています。基本的には普通列車のみが停車し、1996年3月16日以前は急行列車も高速で運行されていました。

かつての国鉄・JR時代には、駅前に位置していたタバコ店兼宿屋の「旅館江戸屋」が切符の販売を行っていました。また、毎月第2日曜日には、地域の吉津婦人会が駅舎内で「ふれあいほっとサロン」を開催しており、住民同士の交流の場ともなっています。

歴史

岩滝口駅は1925年7月31日に、国有鉄道の宮津駅から丹後山田駅（現在の与謝野駅）にかけて開業され、その歴史は長いものです。駅は当初、貨物の取り扱いも行っていましたが、1970年にその取り扱いを廃止しました。1984年には荷物扱いが廃止され、1985年には駅員が配置されない無人駅となりました。

1987年には国鉄の民営化に伴って西日本旅客鉄道（JR西日本）の管理下に移り、1990年には北近畿タンゴ鉄道に引き継がれました。1992年には新しい駅舎に改築され、2015年にはWILLER TRAINSに管理が移行されて、現在の京都丹後鉄道宮豊線の駅として営業しています。

駅の構造

岩滝口駅は、西舞鶴方面から見て西に延びる線路の横に位置する単線の地上駅です。北側には1面1線のプラットホームがあり、分岐器や絶対信号機はなく、停留所に分類されています。開業当初は駅員が配置されていましたが、後に無人化され、行き違いの施設は取り除かれました。

利用状況

駅の1日の平均乗車人員は少なく、具体的な数字は公表されていませんが、地域の住民にとっては重要な交通手段となっています。駅機能はシンプルですが、利便性には力を入れています。

駅周辺

駅の周辺は住宅地が広がっており、小さな店舗も散在しています。国道は北側、高速道路は南側を通っているものの、どちらも駅からは少し離れた場所に位置しています。駅と国道614号線は直接的に接続されており、移動は便利です。

バス路線

岩滝口駅前には丹海バスの「岩滝口」停留所があり、宮津駅や伊根方面へのバス路線が運行されています。2006年に丹海バスがこの駅に乗り入れることで、鉄道との接続が改善されました。また、かつての「岩滝口駅前」は「須津」という名称に変更されています。

隣の駅

WILLER TRAINS（京都丹後鉄道）の宮豊線において、隣接する駅は以下の通りです：

• - 天橋立駅 (T15) - 岩滝口駅 (T16) - 与謝野駅 (T17)

岩滝口駅は、地域の交通機関として重要な役割を果たしており、その歴史とコミュニティへの貢献が今後も期待されています。

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