市政府駅 (台北市)

市政府駅 (しせいふえき)

概要

市政府駅は、台湾台北市信義区に位置する台北捷運板南線の駅です。駅番号はBL18で、別名「台北市政府駅」とも呼ばれます。忠孝東路の地下、基隆路と松仁路の間に位置し、駅名は南側に位置する台北市政府（市庁舎）に由来します。この駅は、台北市東部の新興商業地区である信義計画区の玄関口として、また、交通量の多い忠孝東路と基隆路の交差点という立地から、非常に多くの乗降客が利用しています。

歴史

1999年12月24日：板南線「市政府 - 龍山寺」区間が開通し、市政府駅も開業しました。
2000年12月30日：板南線が昆陽まで延伸し、市政府駅は途中駅となりました。
2001年9月17日：台風ナーリー（平成13年台風第16号）の影響により、板南線が全線運休となり、西門駅以東の各駅が水没し長期運休となりました。市政府駅もその影響を受けました。
2001年12月8日：市政府駅以西の区間が運行を再開しました。
2001年12月15日：市政府駅以東の区間も運行を再開し、全線復旧しました。
2010年10月1日：ホームドアが使用開始されました。
2015年11月28日：新しい3番出口が併用開始され、旧3番出口は廃止となりました。

駅構造

市政府駅は、島式ホーム1面2線の地下駅です。板南線の中でもホームの床面積が最も広く、ホーム中央部は吹き抜け構造になっています。安全対策として、ハーフハイトタイプのホームドアが設置されています。駅には4箇所の出入口があります。

のりば

板南線

1番線：南港展覧館方面
2番線：頂埔方面

駅出口

出口1：駅の東端に位置し、松山高中や聯合報方面へアクセスできます。
出口2：駅の東端に位置し、市府転運駅、統一時代百貨、誠品書店、台北市政府などへのアクセスに便利です。身障者用エレベーターも設置されています。
出口3：駅の西端に位置し、信義商圏やブリーズ・センター信義へアクセスできます。
出口4：駅の西端に位置し、児福センターへアクセスできます。

利用状況

市政府駅は、台北市の東部に位置する信義計画区の商業エリアに隣接しており、また、交通量の多い忠孝東路と基隆路の交差点に位置するため、台北捷運の駅の中でも台北駅、西門駅、忠孝復興駅などと並び、常に上位の乗降客数を誇っています。2010年代以降は1日あたりの利用者数が10万人を超えるのが常態化しており、通勤・帰宅時間帯や休日には特に混雑が激しい状況です。この混雑緩和のため、2013年11月24日に信義計画区の南部に信義線が開通しました。

駅周辺

駅周辺には、台北市政府や多くの商業施設、オフィスビルが立ち並んでいます。また、駅出口そばの忠孝東路には「捷運市政府站」バス停があり、内湖、南港、汐止、三重、新荘、蘆洲、景美、木柵、青年公園方面へのバスが運行されています。さらに、駅南側の出口2からは台北101への無料シャトルバスが運行されています。

隣の駅

台北捷運 板南線

永春駅 (BL19) - 市政府駅 (BL18) - 国父紀念館駅 (BL17)

関連項目

市政府駅 (その他の市政府駅)
台湾の鉄道駅一覧

外部リンク

台北捷運公司
駅情報 （日本語）
* 市政府駅周辺地図（繁体字中国語）

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