平林博

平林博について

平林博（ひらばやし ひろし）は、1940年5月5日生まれの日本の外交官です。東京都出身で、東京大学法学部を卒業後、外務省に入省しました。外交官として、インド駐箚特命全権大使、フランス駐箚特命全権大使など、数々の要職を歴任しました。特にフランス通として知られており、リヨン第2大学から名誉博士号を授与されています。

経歴

東京大学在学中に外務公務員採用上級試験に合格し、1963年に大学を卒業して外務省に入省しました。同年8月にはフランスに渡り、在フランス日本国大使館外交官補として、ポワティエ大学とエクス＝アン＝プロヴァンス大学で語学研修を受けました。

その後、在アメリカ合衆国日本国[[大使館]]参事官、ハーヴァード大学国際問題研究所フェロー、同研究所日米関係プログラム研究員などを経て、外務省アジア局南東アジア第二課長、伊東正義外務大臣秘書官、外務大臣官房在外公館課長などを歴任しました。

1988年1月には外務大臣官房総務課長に就任し、1990年1月には在アメリカ合衆国日本国[[大使館]]公使（経済担当）、1992年1月には同大使館特命全権公使を務めました。1993年8月には経済協力局長、1995年8月には内閣官房兼総理府内閣外政審議室長に就任。1997年10月にはインドシナ難民対策連絡調整会議事務局長も兼務しました。

1998年1月には駐インド大使、同年2月には駐ブータン大使を兼任。2002年9月には駐フランス大使兼駐アンドラ大使、2003年1月には駐ジブチ大使も兼任しました。2006年6月には外務省特命全権大使（査察担当）に就任し、2007年4月に退官しました。

退官後は、財団法人日本国際フォーラム参与、三井物産社外取締役、東芝社外取締役、公益財団法人日印協会理事長、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科客員教授、第一三共社外取締役など、多岐にわたる分野で活躍しています。また、2018年11月には瑞宝重光章を受章しました。

退官後の活動

退官後も、平林博は、公益財団法人日印協会理事長、三井物産社外取締役、第一三共社外取締役、東横イン社外取締役、国土交通省国土交通審議会委員、国土交通審議会観光分科会長、国土交通審議会気象分科会長代理、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科客員教授、グローバル・フォーラム有識者世話人など、様々な役職を歴任し、幅広い分野で活躍しています。

人物

平林博は、フランス通として知られており、フランスの文化や政治に精通しています。また、その国際的な感覚と幅広い知識を活かして、日本と国際社会の発展に貢献しています。

同期

野村一成（東宮大夫・駐ロシア大使）
時野谷敦（駐タイ大使）
浅井基文（駐英公使・政治学者）

著書

『あの国以外、世界は親日！』（ワニブックス、2015年）
『首脳外交力 - 首相、あなた自身がメッセージです!』（日本放送出版協会, 2008年）
『フランスに学ぶ国家ブランド』（朝日新聞出版, 2008年）

脚注

[出典]

関連項目

筑波大学附属中学校・高等学校の人物一覧
日本国際フォーラム
パシフィックフォーラム CSIS

外部リンク

グローバル・フォーラム

もう一度検索