広島市道比治山庚午線

広島市道比治山庚午線

広島市道比治山庚午線は、広島市南区比治山本町を起点とし、中区を経由して西区庚午北二丁目に至る全長約4.9kmの市道です。この道路は、広島市の主要な幹線道路として、市民生活や都市機能に深く関わっています。

平和大通り

この道路の特筆すべき点は、中区鶴見町の鶴見橋西詰から西区福島町二丁目の新己斐橋東詰までの区間が、通称「平和大通り」として知られていることです。平和大通りは「日本の道100選」にも選ばれており、その美しい景観と平和への願いが込められた名前は、広島を象徴する風景の一つとなっています。

平和大通りの区間は、地元住民から「100m道路」とも呼ばれています。これは、道路の幅が緑地帯を含めて約100mもあることに由来します。広々とした道路の両側には緑豊かな並木道が整備され、市民の憩いの場として親しまれています。英語では「Peace Boulevard」と表記されます。

起点と終点

起点：広島市南区比治山本町・鶴見橋東詰交差点
(広島県道37号広島三次線・広島市道松川宇品線・広島市道比治山東雲線・広島市道比治山蟹屋線交点)
終点：広島市西区庚午北二丁目・西広島バイパス入口交差点
(西広島バイパス庚午ランプ・国道2号)

通過する自治体

広島市道比治山庚午線は、以下の区を通過します。

広島市南区
広島市中区
広島市西区

周辺施設

沿道には、比治山、円隆寺（とうかさん祭り）、白神社、NHK広島放送局、広島平和記念公園、広島平和記念資料館、原爆死没者慰霊碑、原爆ドーム、原爆の子の像、中国新聞社本社、広島西消防署、広島市西区役所、広電西広島駅、JR西広島駅など、様々な施設があります。これらの施設は、広島市の歴史、文化、行政、交通などを支える上で重要な役割を果たしています。

交通状況

広島市道比治山庚午線全体の交通渋滞は、深刻な問題とはなっていません。しかし、一部の交差点や、平和大橋、西平和大橋、緑大橋などの橋梁部では、交通量の増加に対応しきれていない状況も見られます。これらの箇所では、時間帯によっては混雑が発生することがあります。

主なイベント

広島市道比治山庚午線は、ひろしまフラワーフェスティバルや天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会などの主要なイベントのコースとしても利用されています。これらのイベント時には、多くの人々が沿道に集まり、賑わいを見せます。

別名

平和大通り (広島市)

関連項目

中国地方の道路一覧
平和大通り

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