東部方面会計隊

東部方面会計隊について

東部方面会計隊（JGSDF Eastern Army Finance Service）は、陸上自衛隊の東部方面隊隷下の会計科部隊です。隊本部は東京都練馬区の朝霞駐屯地に所在し、東部方面隊管轄区域の各駐屯地に配置された部隊に対する会計業務を遂行しています。方面隊全体の会計業務を統括するとともに、各駐屯地の部隊における会計処理を支援する重要な役割を担っています。

概要

方面会計隊は、方面隊全体の会計業務を担当し、管轄区域内の各駐屯地に分散配置された部隊の会計業務を支援します。具体的には、予算管理、経費支出、給与計算、物品購入など、部隊運営に必要なあらゆる会計処理を行います。また、会計に関する法令や規則の遵守を徹底し、公正かつ正確な会計処理を確保する責任を負っています。

沿革

東部方面会計隊は、1960年（昭和35年）1月14日に市ヶ谷駐屯地で新編されました。その後、部隊の再編や配置転換を重ね、現在の体制に至っています。主な沿革は以下の通りです。

1960年（昭和35年）1月14日：東部方面会計隊が市ヶ谷駐屯地に新編。
1966年（昭和41年）3月31日：第391会計隊が桜木町分屯地から横浜駐屯地に移駐。
1974年（昭和49年）8月1日：第433会計隊が滝ヶ原駐屯地に新編。
1983年（昭和58年）3月24日：陸上自衛隊中央輸送業務隊新編に伴い、第391会計隊が同隊会計科に改編。
1994年（平成6年）11月：方面会計隊本部が市ヶ谷駐屯地から朝霞駐屯地へ、朝霞駐屯地所在の第414会計隊が市ヶ谷駐屯地へ移駐。
2000年（平成12年）3月：中央会計隊の市ヶ谷駐屯地移駐に伴い、第414会計隊を廃止。
2001年（平成13年）3月27日：小平学校新編に伴い、同駐屯地の第412会計隊を廃止。
2013年（平成25年）3月26日：会計隊本部座間派遣隊を廃止し、第441会計隊を新編。
2015年（平成27年）3月26日：東部方面会計隊の改編に伴い、複数の会計隊が廃止され、近隣会計隊からの派遣隊・連絡班が配置される。具体的には、第307、第334、第335、第339、第382、第402、第410、第413、第415、第420、第428会計隊が廃止。
2021年（令和3年）3月18日：第341会計隊霞ヶ浦派遣隊が第413会計隊に、第379会計隊新発田派遣隊が第382会計隊に、同松本派遣隊が第335会計隊に、第406会計隊宇都宮派遣隊が第334会計隊にそれぞれ改編。

これらの変遷を経て、東部方面会計隊は、より効率的かつ効果的な会計業務の遂行を目指し、組織体制を変化させてきました。

部隊編成

東部方面会計隊は、以下の部隊で構成されています。

東部方面会計隊本部（朝霞駐屯地）：総務科、運用科、主任官科、審査科、業務科
第316会計隊（習志野駐屯地）：木更津派遣隊（木更津駐屯地）
第334会計隊（宇都宮駐屯地）
第335会計隊（松本駐屯地）
第338会計隊（練馬駐屯地）：大宮派遣隊（大宮駐屯地）
第341会計隊（古河駐屯地）
第379会計隊（高田駐屯地）
第382会計隊（新発田駐屯地）
第406会計隊（相馬原駐屯地）：新町連絡班（新町駐屯地）
第407会計隊（武山駐屯地）
第413会計隊（霞ヶ浦駐屯地）
第431会計隊（立川駐屯地）：東立川連絡班（東立川駐屯地）
第433会計隊（滝ヶ原駐屯地）：北富士派遣隊（北富士駐屯地）、板妻連絡班（板妻駐屯地）、駒門連絡班（駒門駐屯地）
第441会計隊（座間駐屯地）

主要幹部

東部方面会計隊の主要幹部に関する情報は、公式ホームページ等でご確認ください。

主要装備

東部方面会計隊では、以下の装備を使用しています。

1/2tトラック／73式小型トラック
3 1/2tトラック／73式大型トラック
業務車1号
業務車4号
89式5.56mm小銃
9mm拳銃

関連項目

陸上自衛隊中央会計隊
北部方面会計隊
東北方面会計隊
中部方面会計隊
西部方面会計隊
陸上自衛隊小平学校

外部リンク

* 陸上自衛隊東部方面会計隊本部ホームページ


この情報は、東部方面会計隊の概要を理解する上で役立ちます。より詳細な情報については、公式ホームページ等をご参照ください。

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