影待駅

影待駅（かげまちえき）

宮崎県西臼杵郡日之影町大字七折に位置していた、高千穂鉄道高千穂線の駅。断崖絶壁に建てられたその特異な立地から、秘境駅の一つとして知られていました。国道218号線にほど近い場所に位置していましたが、駅へ到達するには急な階段を複数回昇り降りする必要があり、アクセスの困難さが利用客の少なさにつながっていました。

歴史

1972年（昭和47年）7月22日：国鉄高千穂線の駅として開業。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、九州旅客鉄道（JR九州）の駅となる。
1989年（平成元年）4月28日：第三セクター転換により、高千穂鉄道の駅となる。
2005年（平成17年）9月6日：台風14号の影響で高千穂鉄道全線が運転休止となる。
2008年（平成20年）12月28日：槇峰駅から高千穂駅間の廃線に伴い、影待駅も廃駅となる。

駅構造

単式ホーム1面1線の地上駅で、無人駅でした。駅舎はなく、簡素な待合室のみが設置されていました。

利用状況

2003年（平成15年）度の1日平均乗車人員は13人でした。

駅周辺

国道218号
宮崎県道237号北方高千穂線
五ヶ瀬川

現状

現在、駅へ続く道は封鎖されており、駅跡へ向かうことはできません。かつて駅へ続いていた旧国道からの道は、草木が生い茂り、自然に還りつつあります。

隣の駅

高千穂鉄道

■高千穂線

日之影温泉駅 - 影待駅 - 深角駅

脚注

関連項目

* 日本の鉄道駅一覧

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