新井田 (八戸市)

新井田（にいだ）

新井田は、青森県八戸市に位置する広大な地域であり、61もの小字を有しています。八戸市庁から東南東へ約3.5kmに位置し、新井田川の下流右岸に沿って南北約3.6km、東西約2.5kmにわたって広がっています。新井田川から東側は台地となっており、変化に富んだ地形が特徴です。

概要

新井田は、1958年まで旧大館村の中心地として機能していました。現在も八戸市大館市民サービスセンターが置かれ、地域住民の行政サービス拠点となっています。周辺地域との繋がりも深く、北は湊町、東は湊高台や桜ヶ丘、大久保、南は妙や十日市、西は新井田西、田向、諏訪と隣接しています。地区中央部には旭ヶ丘が位置し、新井田に囲まれる形となっています。

古くからの南北の繋がりに加え、国道45号八戸バイパスの開通により東西の交通アクセスも向上し、地域の活性化に貢献しています。地区内には旭ヶ丘団地が立地し、住宅地としての側面も持ち合わせています。

鉄道駅はありませんが、国道45号、青森県道29号八戸環状線、青森県道251号妙売市線が地区内を通り、交通の要衝となっています。特に国道45号沿いにはロードサイド店舗が集中し、商業が活発です。地区北端の新井田川沿いには八戸セメントの工場があり、大正時代から操業を続けています。

新井田は、川沿いの台地上に位置し、幹線道路周辺には商業施設、それ以外の地域には住宅地が広がっています。

歴史

1889年（明治22年）：市制・町村制施行により、新井田村、妙村、十日市村、松館村が合併し、大館村大字新井田となる。
1958年（昭和33年）：大館村が八戸市に編入され、八戸市大字新井田となる。
1976年（昭和51年）：住居表示実施により、新井田の一部が諏訪一丁目、同二丁目となる。
1989年（平成元年）：住居表示実施により、新井田の一部が湊高台一丁目から五丁目となる。
2004年（平成16年）：住居表示実施により、新井田の一部が新井田西一丁目から四丁目となる。

施設

新井田には、様々な施設が立地しています。

商業施設：青森みちのく銀行旭ヶ丘支店、青い森信用金庫新井田支店、サンデー八戸新井田店、DCM八戸新井田店、ユニバース新井田店、セカンドストリート八戸新井田店、イエローハット八戸店など、日々の生活を支える店舗が充実しています。
工業施設：八戸セメントの工場があり、地域の産業を支えています。
公共施設：八戸市庁大館市民サービスセンター、八戸市立東公民館、八戸新井田郵便局、八戸東消防署大館分遣所、八戸市営バス旭ヶ丘営業所、大館駐在所など、公共サービスを提供する施設も充実しています。
教育施設：八戸市立新井田小学校、八戸市立大館中学校があり、地域の子どもたちの教育を担っています。
医療施設：社会医療法人松平病院、医療法人清照会湊病院があり、地域住民の健康をサポートしています。
* 公園：風の道公園、石動木平公園、第一西平公園、第二西平公園、常光田公園、新井田公園など、自然に触れ合える公園も整備されています。


新井田は、歴史と自然、そして生活に必要な施設が調和した、魅力的な地域です。

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