日本とジブチの関係

日本とジブチの関係

日本とジブチの関係は、1977年6月27日のジブチ独立を日本が承認したことに始まり、翌1978年には外交関係が樹立されました。ジブチは東京に大使館を設置し、両国間の交流が活発化しました。

首脳外交

ジブチのハッサン・グレド・アプティドン大統領は、1995年と1998年に日本を国賓として訪問しました。1998年には、第2回アフリカ開発会議（TICAD II）にも参加するため再訪日しています。また、イスマイル・オマル・ゲレ大統領も、2003年9月と2010年12月に国賓として日本を訪問しています。これらの首脳外交は、両国関係の強化に大きく貢献しました。

軍事交流

2009年、日本は海賊対策のためにジブチとの間で地位協定を締結しました。これにより、海上保安庁と海上自衛隊はジブチを拠点として活動することが可能になりました。2011年からは、海上自衛隊がジブチに海外基地を維持し、アデン湾と紅海における海上護衛や海賊対策に当たっています。

2009年から活動していた海上自衛隊は、2011年に自前の基地を設営するまでは、アメリカ海軍がジブチに展開するキャンプ・レモニエの施設を共有していました。2020年には、元海上自衛官で前防衛省情報本部長の大塚海夫が、自衛官出身者として初の特命全権大使としてジブチに派遣され、両国間の安全保障協力がより一層強化されました。

外交使節

歴代の駐ジブチ日本大使は以下の通りです。

西岡淳（2012～2015年）
新井辰夫（2015～2017年）
米谷光司（2017～2020年）
大塚海夫（2020年～）

また、歴代の駐日ジブチ大使は以下の通りです。

ラシャッド・アーメッド・サレ・ファラ（1989～2004年）
ヤシン・フセイン・ドワレ（臨時代理大使、2004年）
イスマエル・グラル・ブディン（2004～2008年）
ヤシン・フセイン・ドワレ（臨時代理大使、2008年）
アホメド・アライタ・アリ（2008～2021年）
ハッサン・イブラヒム・モハメド（臨時代理大使、2021年）
イブラヒム・ビレ・ドゥアレ（2021年～）

その他の関係

日本とジブチは、経済、文化、開発協力など、多岐にわたる分野で交流を深めています。

関連項目

日本の国際関係
ジブチの国際関係
ソマリア沖海賊の対策部隊派遣
在ジブチ日本国大使館
駐日ジブチ共和国大使館
ジブチ共和国における自衛隊拠点
認定NPO法人アイキャン - ジブチで活動していた日本のNGO

外部リンク

在ジブチ日本国大使館
在ジブチ日本国大使館 (Facebook)
* 駐日ジブチ大使館 （英語）

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