星崎城

星崎城（ほしざきじょう）

星崎城は、現在の愛知県名古屋市南区本星崎町にあった日本の城（平城）です。その歴史は鎌倉時代に遡り、戦国時代には様々な武将たちがこの城を拠点としました。

歴史

鎌倉時代

治承年間（1177年-1181年）に、山田重忠によって築城されました。山田氏が居城としていましたが、後に他の地へ移ったため、廃城となりました。

戦国時代

戦国時代に入ると、鳴海の豪族であった花井右衛門兵衛がこの城を居城としました。しかし、山口教継の謀反により、花井右衛門兵衛の領地は織田信長に没収され、岡田直教が新たな城主となりました。天正12年（1584年）には、岡田直教の家臣であった山口重勝が城主となりました。

山口重勝の娘は豊臣秀次の側室となりましたが、文禄4年（1595年）に豊臣秀吉が秀次に謀反の疑いをかけ自害させると、その親族も処刑され、山口重勝も自害しました。その後、山田氏の支族である織田氏の家臣、岡田重善、岡田重孝が城主となりました。織田信雄の伊勢国への移封に伴い、後の牛久藩初代藩主となる山口重政が城主となりましたが、茂福城と領地を交換することになり、星崎城は再び廃城となりました。

現代

現在、星崎城の跡地は名古屋市立笠寺小学校や宅地となっており、城の遺構は井戸以外には残っていません。しかし、名古屋市立笠寺小学校と近くにある秋葉神社には、かつてこの地に城があったことを示す石碑が建てられています。

規模

星崎城は、東西約47メートル、南北約61メートルの規模でした。

所在地

愛知県名古屋市南区本星崎町本城765

参考文献

『尾張名所図会』 第五巻　星崎古城、1844年

関連項目

日本の城一覧

外部リンク

星崎城の歴史
「現在名古屋市立笠寺小学校が建つあたりにかつて存在した「星崎城」について知りたい。」(名古屋市鶴舞中央図書館) - レファレンス協同データベース

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