1177年の歴史的背景
1177
年は
ユリウス暦による平
年であり、
西暦の中で重要な
年として知られています。この
年は日本や中国、朝鮮、ベトナムなど、様々な地域で独自の記録が残されており、多くの出来事が展開されました。
他の紀年法
1177
年は日本では安元3
年および
治承元
年の
8月4日とされ、皇紀では1837
年に当たります。中国では
南宋の淳熙4
年、金では大定17
年という紀
年法が使われていました。また、西遼や西夏、大理国、朝鮮の
高麗、さらにはベトナムの李朝、仏滅紀元、イスラム暦、
ユダヤ暦など、多くの地域で異なる
年号が7に関連する重要な情報を提供しています。
1177年の出来事
1177
年の重要な出来事の一つは、
5月27日(安元3
年4月28日)に発生した「安元の大火」です。この火災は、後白河法皇の側近たちが陰謀を企んだ結果として知られており、彼らは鹿ケ谷の陰謀を試みたものの、結局その計画は失敗に終わりました。
また、
11月25日にはモンジザールの戦いが起こり、
エルサレム王国軍がサラディン率いるアイユーブ朝軍に対して勝利を収めました。この戦いは、中東の政治状況に大きな影響を与えた重要な戦闘の一つです。
誕生した人物
1177
年には、いくつかの著名な人物が誕生しました。
11月30日(
治承元
年11月9日)には、
浄土宗の
僧である証空が生まれます。彼は
平安時代と
鎌倉時代に活躍し、1247
年まで生きました。また、同日には西夏の第6代
皇帝である桓宗や、
平安時代の
天台宗の
僧である行意も誕生しています。
死去した人物
1177
年には、幾人かの歴史的人物がこの世を去りました。
1月13日にはオーストリア公のハインリヒ2世が、
4月5日には
後白河天皇後宮の
女官、藤原成子が、
6月30日には
平安時代の官人である西光が死去しました。また、
7月6日には受領の藤原師高が、
7月17日には
公家であり
歌人の藤原清輔が亡くなっています。
このように、1177
年は多くの歴史的事件や人物の誕生・死去があり、当時の社会状況を如実に映し出している
年であると言えるでしょう。特に、日本と中東の歴史において、その成果や影響は長い間語り継がれていくことになります。