智ノ花伸哉

智乃花伸哉（とものはな しんや）

プロフィール

本名：成松 伸哉（なりまつ しんや）
生年月日：1964年6月23日
出身地：熊本県八代市
所属部屋：立浪部屋（入門時）→友綱部屋（2005年4月〜、2022年大島部屋に改称）→宮城野部屋（2024年2月〜、派遣）
最高位：東小結（1994年1月場所）
身長：175cm
体重：117kg
得意技：下手投げ、居反り
愛称：「先生」「成松先生」
趣味：映画鑑賞、ゴルフ
血液型：A型
年寄名：玉垣

来歴

幼少期に両親が離婚し、叔父夫婦の援助を受けながら育つ。叔父が法政大学相撲部出身であった影響で相撲を始める。日本大学相撲部では主将を務め、全国学生相撲選手権大会などで活躍した。大学卒業後は山口県の中学校・高校で保健体育教師として勤務する傍ら、アマチュア相撲で活躍。1989年にはアマチュア[[横綱]]のタイトルを獲得した。

日本大学の後輩である舞の海の活躍に触発され、27歳で大相撲入りを決意。1992年3月場所、立浪部屋から幕下付出で初土俵を踏む。当時としては異例の遅い入門であり、妻子持ちの高校教師という経歴も話題になった。入門に際しては、多くの部屋から敬遠される中、立浪部屋が唯一歓迎したことが入門の決め手となったという。

プロでの経験不足を心配する声もあったが、順調に出世。入門から4場所目で幕下優勝を果たし十両昇進、9場所目で新入幕を果たす。1993年11月場所では、初めて大銀杏を結い、上位挑戦となる場所で大関・貴ノ花を破るなど活躍を見せた。1994年1月場所には新小結に昇進し、幕下付出からのスピード昇進記録を更新した（当時）。しかし、同場所では大敗を喫し、三役在位はこの1場所のみとなった。

当時、若貴ブームで盛り上がっていた大相撲界において、その人気は高く、ニュース番組で特集が組まれるほどだった。その後、年齢による衰えや怪我、対戦相手の研究が進んだこともあり、幕内下位や十両での土俵が続いた。1996年に四股名を「智乃花」に改名した。

幕内では舞の海と並ぶ小兵力士として、その技能力が注目された。特に、珍しい決まり手である居反りで勝利したことがあり、現役時代の決まり手は34種類と、技のデパートと言われた舞の海（33種類）よりも多い。

2001年9月場所後、十両下位で負け越し、幕下陥落が決定的となったため、同年11月場所に37歳で現役を引退。引退後は年寄・浅香山を襲名（大関・魁皇から名跡を借用）。2005年には立浪部屋から友綱部屋（後に大島部屋へ改称）へ移籍し、後進の指導に当たった。2006年3月には年寄・玉垣を襲名。2018年5月には年寄会の副会長に就任した。

2024年2月、弟子の不祥事により師匠が資格を剥奪された宮城野部屋へ派遣され、同年3月場所終了まで師匠代行として指導を行った。相撲協会やコンプライアンス委員会の指導のもと、外出自粛や会食禁止などの制限を受けながら、力士たちの心のケアにも努めた。

主な成績・記録

通算成績：379勝381敗78休　勝率.499
通算在位：58場所
幕内成績：104勝121敗15休　勝率.462
幕内在位：16場所
三役在位：1場所（小結1場所）
三賞：2回（技能賞2回）
幕下優勝：1回
金星：なし

場所別成績

（省略）

幕内対戦成績

（省略）

改名歴

成松 伸哉（なりまつ しんや）：1992年3月場所-1992年11月場所
智ノ花 伸哉（とものはな しんや）：1993年1月場所-1996年7月場所
智乃花 伸哉（とものはな しんや）：1996年9月場所-2001年11月場所

年寄変遷

智乃花 伸哉（とものはな しんや）：2001年11月-2003年2月（準年寄）
浅香山 伸哉（あさかやま しんや）：2003年2月-2006年2月
玉垣 伸哉（たまがき しんや）：2006年3月-

脚注

（省略）

関連項目

小結一覧
現役年寄一覧

外部リンク

* 智乃花 伸哉 - 日本相撲協会

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