更埴橋

更埴橋（こうしょくばし）

更埴橋は、長野県長野市の小島田町と松代町柴を結び、千曲川に架かる橋長525.9mの桁橋です。長野県道382号中村金井山停車場線の一部を構成しています。

概要

形式: 鋼単純鈑桁橋1連 + 鋼3径間連続鈑桁橋3連 + 鋼単純鈑桁橋1連
橋長: 525.9m
幅員: 7.5m
車道: 6m
歩道: 片側1.5m

歴史

舟橋と木橋の時代

更埴橋が架かる場所には、かつて「小島田の渡し」がありました。松代街道が千曲川を渡る重要な地点であり、1878年（明治11年）には40間（約72m）を10艘の舟で渡す舟橋となりました。その後、1907年（明治40年）には木橋に架け替えられています。

また、1892年（明治25年）には、真島と松代寺尾を結ぶ木橋「真島橋」も架設されました。真島橋は橋長55間（約99m）、幅員1間（約1.8m）を有していましたが、現存していません。

キティ台風による被害と復旧

1949年（昭和24年）8月末から9月初旬にかけて、日本を襲ったキティ台風により千曲川が増水し、木造の更埴橋は流失してしまいました。

永久橋の完成

現在の更埴橋は、1971年（昭和46年）5月21日に永久橋として完成しました。橋の名前は、小島田側の旧更級郡と柴側の旧埴科郡を結ぶことに由来しています。

参考文献

青木潤『信濃路・橋の秘めごと』アース工房、1999年5月10日。ISBN 9784879470386。
宮尾房雄「橋めぐり にし ひがし 長野県の巻 岩野橋」（PDF）『虹橋』第32巻、日本橋梁建設協会、1985年1月

外部リンク

長野県長野建設事務所
* 空から眺める千曲川・犀川 千曲川上流 - 国土交通省北陸地方整備局千曲川河川事務所

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