朝日自動車越谷営業所

朝日自動車越谷営業所は、埼玉県越谷市大房に位置し、朝日自動車株式会社が運営する営業所の一つです。越谷市と草加市を中心に、地域に根ざした路線バス網を展開しています。また、東京都足立区のコミュニティバス「はるかぜ」の一部路線や、草加市のコミュニティバス「パリポリくんバス」の一部ルートの運行も担当しており、地域住民の生活を支える重要な役割を担っています。

概要

この営業所は、かつて東武鉄道直営であった東武バス越谷営業所の移管を受けて開設されました。そのため、本稿では前身である東武バス越谷営業所、およびその傘下にあった春日部出張所についても記述します。

所在地

埼玉県越谷市大房1026-1

営業所の最寄りのバス停は「朝日車庫前」です。これは東武バス越谷営業所時代に使用されていた「東武車庫前」から名称が変更されたものです。ただし、「朝日車庫前」バス停を始発・終着とする路線はなく、すべてのバスは営業所から回送で出庫します。一部の車両は、燃油代の節約や深夜早朝便に備えて、埼玉県立大学の駐車場や東武バスセントラル八潮営業所など、他の駐車場に夜間留置されることがあります。

朝日カーメンテナンス越谷工場が併設されており、東武グループ各社の車両をはじめ、朝日自動車以外の車両も頻繁に出入りしています。

沿革

2000年（平成12年）10月1日：東武バス越谷営業所から移管を受け、朝日自動車越谷営業所として開設。草加営業所が担当していた南越谷駅 - 花田・市立図書館線も管轄路線となり、同路線でバス共通カードが利用可能になりました。
2002年（平成14年）1月：足立区コミュニティバス「はるかぜ」2号（綾瀬駅 - 六ツ木都住）の運行を開始。
2005年（平成17年）9月：新越谷駅 - 七左七丁目線を運行開始。
2006年（平成18年）1月14日：コミュニティバス「はるかぜ」の路線を、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの八潮駅北口まで一部延伸。
2007年（平成19年）
2月13日：越谷駅西口 - 越ヶ谷高校 - 花田 - 越谷駅西口線（花田循環線）を運行開始。
12月10日：コミュニティバス「はるかぜ」の路線に、桜木橋北詰バス停を追加。
12月15日：PASMOを導入（朝日自動車グループ初）。ただし、定期券は従来通り紙券で発行。
2014年（平成26年）11月17日：ご当地ナンバー「越谷」の交付が開始。以降、新車や他営業所からの転入車は越谷ナンバーで登録されるようになりました。
2019年（令和元年）7月13日：せんげん台駅西口 - しらこばと水上公園線を夏季プール開催日限定の直行バスとして運行開始。国際興業が運行していた浦和美園 - しらこばと水上公園線にも参入し、共同運行を開始。
2020年（令和2年）
1月23日：「獨協大学前駅西口～D地区センター（循環）～獨協大学前駅西口線」の系統を廃止。
1月24日：草加市コミュニティバス「パリポリくんバス」新田ルートの運行を受託（既存ルートは東武バスセントラル草加営業事務所が担当）。
2022年（令和4年）
1月1日：せんげん台駅西口〜大道循環線（SG23）の運行を開始。
1月31日：越16・17・21・24、南越11・12を廃止。これにより、朝日自動車は吉川車庫（東武バスセントラル吉川営業所）への乗り入れを終了。
2月1日：越谷駅東口 - 藤塚 - 越谷レイクタウン駅北口線（KS21）を新設。KS23系統を幸町入口終点からレイクタウンMORI入口終点に変更。
3月31日：SD11～SD13系統を廃止。

輸送人員

2005年度：18,426人（1日平均）
2020年度：16,100人（1日平均）

現行路線

（現行路線の詳細なリストは、元の情報源を参照してください。ここでは省略します。）

越谷駅、北越谷駅、新越谷駅・南越谷駅、新田駅・獨協大学前駅、せんげん台駅、浦和美園駅などを発着する路線があります。また、足立区コミュニティバス「はるかぜ」や草加市コミュニティバス「パリポリくんバス」も運行しています。

車両

中型車には日野・レインボー、いすゞ・エルガミオが、大型車には日野・ブルーリボン、いすゞ・エルガが使用されています。これらの車両はすべてノンステップバスです。コミュニティバス「はるかぜ」や一部の市内路線では、小型車の日野・ポンチョ、日野・リエッセが運行されることが多いです。

東武バス越谷営業所

東武バス越谷営業所は、かつて埼玉県越谷市大字大房に存在した東武バス（当時は東武鉄道直営）の営業所です。2000年9月30日に閉鎖され、春日部出張所と境出張所が傘下にありました。

沿革

（東武バス越谷営業所の沿革の詳細なリストは、元の情報源を参照してください。ここでは省略します。）

まとめ

朝日自動車越谷営業所は、地域住民の足として、越谷市および周辺地域の公共交通を支える重要な拠点です。路線の変遷や車両の変化を経て、地域社会のニーズに応じたバス運行を続けています。

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