東和町米谷

宮城県登米市東和町米谷について

宮城県登米市東和町米谷は、登米市の東和地区に位置する大字です。かつての登米郡米谷村、楼台村、秋実村、米谷町、そして東和町米谷にあたる地域で、郵便番号は987-0902です。

概要

東和町米谷は、宮城県道202号東和登米線と国道398号が交差する場所に集落が密集しています。この地域は、交通の要所として、人々の生活の中心となっています。

地理

東は本吉郡南三陸町入谷、西は登米市中田町浅水、北は東和町米川や東和町錦織、南は登米町大字日根牛と隣接しています。多様な地形と、周辺地域とのつながりが豊かな場所です。

河川

地域内には以下の河川が流れています。

北上川
二股川
大関川

これらの河川は、地域の自然環境を形成する上で重要な役割を果たしています。

小字

東和町米谷には、以下のような多数の小字が存在します。

相川, 悪戸, 朝田貫, 雨乞, 荒馬沢, 荒谷, 石橋, 岩沢, 大嶺, 表, 恩田, 沖ノ田, 覚仙, 鍛冶屋, 金谷, 黒森, 越路, 小袋, 小山, 沢尻, 新大沢, 新山, 新菅浪, 新細待井, 菅浪, 秈荷, 新中渡戸, 新吉田, 滝沢, 長円田, 寺沢, 照井, 天神前, 天神峯, 中ノ沢, 中渡戸, 沼田, 根郭, 根廻, 根廻一号, 根廻二号, 根廻三号, 日面, 平倉, 福平, 福平山, 二ツ石, 古舘, 細野, 南沢, 宮石, 宮ケ沢, 宮ノ前, 宮前, 元町, 森合, 野地, 山桑, 山崎, 山田, 吉田, 来京, 六反, 楼台

これらの小字は、地域ごとの歴史や文化を物語る貴重な手がかりとなっています。

沿革

1871年（明治4年）：廃藩置県により米谷村が誕生しました。
1872年（明治5年）：米谷村と楼台村が合併し、秋実村と仮称されました。
1873年（明治6年）：米谷郵便取扱所が設置されました。
1875年（明治8年）：米谷村、錦織村、米川村が誕生しました。
1889年（明治22年）：上記の3村が市町村制を施行しました。
1903年（明治36年）：米谷村が米谷町と改称されました。
1905年（明治38年）：米谷船橋が竣工しました。
1930年（昭和5年）：米谷大橋が竣工しました。
1943年（昭和18年）：久美愛病院米谷分院（現在の登米市立米谷病院）が設置されました。
1957年（昭和32年）：米谷町と日高村が町村合併し、東和町が誕生しました。
2005年（平成17年）：東和町が他の登米郡の町々、本吉郡津山町と合併し、登米市が誕生し、米谷は東和町米谷となりました。
2008年（平成20年）：新米谷大橋が落成しました。

この地域の歴史は、明治時代から現代に至るまで、変遷を遂げてきました。

施設

地域内には、以下の施設があります。

登米市立米谷病院
米谷郵便局
七十七銀行米谷支店
秈荷神社
三滝堂インターチェンジ
登米東和インターチェンジ
道の駅三滝堂
不老仙館
東陽寺（原田宗輔の菩提寺）
里山民宿 かじか村：連続テレビ小説「おかえりモネ」のロケ地としても使用されました。

これらの施設は、地域住民の生活を支えるとともに、観光客にとっても重要な拠点となっています。

交通

鉄道

地域内には鉄道駅はありません。最寄りの駅は柳津駅（JR気仙沼線）です。かつては、仙北鉄道の米谷駅が存在していましたが1968年に廃止されています。2011年の東北地方太平洋沖地震までは、志津川駅（JR気仙沼線）が最寄り駅でした。

道路

国道346号
国道398号
宮城県道202号東和登米線
登米市道三滝堂インター線
三陸沿岸道路登米志津川道路
新米谷大橋
岩の沢橋

バス

南三陸乗合バス 志津川登米線
登米市市民バス
東西循環線
登米線
津山線
東和線

これらの道路網とバス路線は、地域住民の移動手段を確保する上で不可欠です。

学区

公立学校に通学する場合、登米市立米谷小学校および登米市立東和中学校に進学します。

参考文献

* 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 4 宮城県、角川書店、1979年12月1日。ISBN 4040010302。

この資料は、東和町米谷の歴史と地理をより深く理解する上で役立ちます。

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