松平光悌

松平光悌（まつだいら みつよし）は、江戸時代中期の大名で、信濃松本藩の第5代藩主です。戸田松平家10代当主にあたります。

宝暦4年（1754年）に、第2代藩主・松平光雄の八男として、江戸呉服橋の藩邸で生まれました。一説には宝暦2年（1752年）生まれとも言われています。幼名は不明です。

安永3年（1775年）12月9日、兄で4代藩主であった松平光和が隠居したため、その養子となり家督を相続しました。同年12月16日には、将軍徳川家治に御目見えし、12月28日には、従五位下・丹波守に叙任されました。

安永6年（1777年）2月8日、松本城が火災に見舞われました。この火災からの再建のため、幕府から6000両を貸し与えられ、復興に尽力しました。

天明6年（1786年）、江戸呉服橋の藩邸で亡くなりました。享年は不明です。跡は婿養子である松平光行が継ぎました。


系譜

実父: 松平光雄
実母: 谷口氏（側室）
養父: 松平光和
正室: 岩姫（阿部正敏の娘）
側室: 梶原氏
子女:
松平光年（長男） - 生母は梶原氏（側室）
錠姫 - 松平光行正室、生母は梶原氏（側室）
京極高有継室 - 生母は梶原氏（側室）
養子: 松平光行 - 戸田光為の四男


松平光悌は、藩主として、藩政の運営に励むとともに、松本城の再建にも尽力し、その生涯を終えました。

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