栗田駅

栗田駅の概要

栗田駅（くんだえき）は、京都府宮津市にあるWILLER TRAINS（京都丹後鉄道）の宮津線に属する駅です。駅番号は“M13”です。この駅は「宮舞線」と呼ばれる愛称区間に含まれており、難読駅としても知られ、多くの利用者から親しまれています。

歴史

栗田駅の歴史は1924年（大正13年）4月12日にさかのぼります。この日、鉄道省（後の国鉄）によって舞鶴駅（現・西舞鶴駅）と宮津駅間が開通された際に設置されました。その後、様々な変遷を経て、1987年には国鉄分割民営化に伴い西日本旅客鉄道の駅となりました。1990年には、宮津線が北近畿タンゴ鉄道に移管され、行き違い施設や跨線橋が設置されました。1995年以降、WILLER TRAINSが運営を開始し、現在の駅となっています。

駅構造

栗田駅は相対式ホームが2面2線存在し、列車交換が可能な地上駅です。駅舎は西舞鶴方面行きのホーム側に位置しており、両ホームは跨線橋で連結されています。宮津方面行きのホームは上下本線を含む一線スルーとなっていますが、現在は定期旅客列車が通過しないため、すべての定期旅客列車は方向ごとにホームを利用しています。簡易委託駅であるため、窓口業務は平日の一部時間帯のみ行われ、その他の時間帯は無人駅となります。

利用状況

栗田駅の日々の乗客数は、一定の数を維持していますが、具体的な数値は示されていません。

駅周辺

栗田駅は栗田湾の西側に位置しており、その間を京都府道604号線が通ります。周辺には海水浴場や、北に進むと教育施設である公立学校もあります。また、粟田・島陰・田井の各漁港は更に北にあり、観光名所として丹後魚っ知館、おっぱまの浜、皿海岸などが点在しています。駅の西側は国道176号に接しており、山裾に面した自然環境が広がっています。

現在、栗田駅前にはバス停留所が存在せず、過去には宮津市の運行するバス路線が利用されていましたが、すべて廃止されました。

隣の駅

栗田駅の隣接駅は丹後由良駅（M12）で、後続の宮津駅（M14）との連絡も良好です。特に上り方面用の快速や下り方面用の快速「丹後あおまつ」も運行されています。これらの接続により、栗田駅は宮津市内外への交通拠点となっています。

栗田駅は、地元住民や観光客に利用され続け、地域の発展に寄与しています。

もう一度検索