梅浦洋一

梅浦洋一（うめうら よういち）は、1933年に東京で生まれた日本のテレビプロデューサー、映画プロデューサーです。自由学園を卒業後、東宝に入社しました。初期には、映画スタッフとして松林宗恵監督の『青い山脈』や佐分利信監督・主演の『夜の鴎』などの作品に携わりました。

1969年、梅浦はテレビ部に異動し、日本テレビのプロデューサー岡田晋吉と出会いました。1972年には、二人の共同企画により、刑事ドラマ『太陽にほえろ!』が誕生しました。このドラマは、当時としては画期的な刑事ドラマとして大ヒットし、梅浦の名前を広く知らしめることとなりました。

1993年、梅浦は60歳を機に、東宝の子会社である東京映画新社の代表取締役社長に就任しました。ここでもテレビ映画の制作に携わり、岡田晋吉が中京テレビに移籍した後も、共同で企画を続けています。

2004年、東宝が東京映画新社を吸収合併し、解散する際に梅浦は社長を退任しました。

梅浦がプロデューサー、企画として関わった主な作品は以下の通りです。

劇場用映画
『俺の選んだ女』（1976年、監督：児玉進）

テレビ映画
『東京バイパス指令』（1968年 - 1970年、日本テレビ・東宝、テアトル・プロ）
『太陽にほえろ!』（1972年 - 1986年、日本テレビ・東宝）
『俺たちの勲章』（1975年、日本テレビ・東宝）
『俺たちの朝』（1976年 - 1977年、日本テレビ・東宝）
『いろはの"い"』（1976年 - 1977年、日本テレビ・東宝）
『大追跡』（1978年、日本テレビ・東宝）
『俺たちは天使だ!』（1979年、日本テレビ・東宝）
『ジャングル』（1987年、日本テレビ・東宝）
『NEWジャングル』（1988年、日本テレビ・東宝）
『ハロー!グッバイ』（1989年、日本テレビ・東宝）
『刑事貴族』（1990年 - 1992年、日本テレビ・東宝）
火曜サスペンス劇場『追跡』（1997年 - 1999年、日本テレビ / 制作協力：東京映画新社）
金曜ロードショー『七曲署捜査一係』（1997年 - 1999年、日本テレビ・中京テレビ放送・東宝 / 制作協力：東京映画新社）
* 金曜ロードショー『刑事』（2000年、日本テレビ・中京テレビ放送 / 制作協力：東京映画新社）

梅浦洋一は、テレビドラマの黄金期を支えたプロデューサーの一人であり、数々の人気作品を世に送り出してきました。『太陽にほえろ!』のような刑事ドラマだけでなく、『俺たち』シリーズのような青春ドラマでもその才能を発揮しました。彼の作品は、今もなお多くの人々に愛され、その影響は色褪せることはありません。



梅浦洋一 - 日本映画データベース

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