武蔵 (格闘家)

武蔵（むさし）

武蔵（本名：森 昭生、1972年10月17日 - ）は、大阪府堺市出身の元空手家、元キックボクサー、タレント、俳優として幅広い分野で活躍しています。リングネームの由来は二刀流からきており、石井和義によって命名されました。弟はキックボクサーのTOMO。トレーナーは元WBA世界スーパーミドル級チャンピオンのフランク・ライルズ。

来歴

1995年、K-1 REVENGE IIでプロデビュー。パトリック・スミスにKO勝ちを収めました。翌年にはK-1 GRAND PRIX '96に唯一の日本人として出場、準々決勝で勝利するも準決勝で敗退。その後もアンディ・フグ、ブランコ・シカティックといった強豪たちと激戦を繰り広げました。

1999年、カークウッド・ウォーカーに敗れWAKO PRO世界ムエタイヘビー級王座獲得に失敗するも、同年6月再戦でKO勝利し王座を獲得。同年8月のJAPAN GPでは、長井満也、天田ヒロミ、ノブ・ハヤシらを破り、見事優勝を果たしました。

2000年、K-1 JAPAN GPで2連覇を達成。決勝で天田ヒロミに勝利し、日本人最強を証明しました。

2003年、K-1 WORLD GP 2003 決勝大会では、準々決勝でレイ・セフォー、準決勝でピーター・アーツに勝利し、決勝でレミー・ボンヤスキーに敗れるも、日本人として9年ぶりの準優勝という快挙を成し遂げました。

2004年、曙との対戦では反則攻撃を受けながらも判定勝ち。新日本プロレスの柴田勝頼との異種格闘技戦では左ハイキックで勝利しました。同年もK-1 WORLD GP 決勝戦に進出し、決勝でレミー・ボンヤスキーに敗れましたが、大会主催者とフジテレビに贔屓判定に対して抗議が殺到する事態となりました。

2005年、K-1 WORLD GP 2005 決勝戦では準決勝でグラウベ・フェイトーザにKO負け。

2007年、K-1ヘビー級王座挑戦権をかけて藤本祐介と対戦するもKO負け。

2009年、引退を発表。同年9月26日、K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL FINAL16のGP1回戦で引退を賭けジェロム・レ・バンナと対戦し敗北。

2010年4月3日、K-1 WORLD GP 2010 IN YOKOHAMAにて引退セレモニーが行われ、格闘家生活に幕を下ろしました。

戦績

キックボクシング
59戦35勝（20KO）21敗3分

獲得タイトル

カラテワールドカップ '95 第4位
WAKO PRO世界ムエタイヘビー級王座
K-1 JAPAN GP 1999、2000、2002、2003 優勝
K-1 WORLD GP 2003 準優勝
K-1 WORLD GP 2004 準優勝

人物

武蔵は、江戸幕府旗本蜷川家の血を引く家系に生まれ、法学者蜷川新の曾孫にあたります。また、遠祖には日本史上最初の征夷大将軍・坂上田村麻呂がいます。

評価

ピーター・アーツは武蔵について「技術的な部分はよくできている」と評価する一方で、「パワーが必要」と指摘しています。谷川貞治は「ディフェンスは超一流だが、優勝するためにはプラスアルファが必要」と述べています。

引退後

引退後は、個人事務所「株式会社パウンドフォーパウンド」でタレントとして活動する傍ら、俳優としてもテレビドラマ、映画などに出演しています。

出演

テレビドラマ
映画
バラエティ番組
CM
PV
ゲーム

関連項目

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男子キックボクサー一覧
K-1王者一覧
K-1選手一覧
日本のムエタイ世界王者一覧
* 日本のキックボクシング世界王者一覧

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