武雄競輪場

武雄競輪場の魅力と歴史

武雄競輪場（たけおけいりんじょう）は、佐賀県武雄市に位置する競輪場であり、その歴史は1950年にさかのぼります。地域密着型のこの競輪場は、武雄市が主催し、一般財団法人清香奨学会が土地を所有しています。JKA西日本地区本部九州支部によって競技が実施されており、競輪場コードは84#です。愛称である「オッズパーク武雄」は、訪れる人々に親しまれています。

主なイベントと特徴

武雄競輪場では、毎年4月にGIIIレース『大楠賞争奪戦』が行われており、これは記念競輪の一環として地域と共に盛り上がる重要なイベントです。特に過去には1993年、1994年、2001年、2005年のふるさとダービーや、2011年、2017年の共同通信社杯など、多くの特別競技が開催され、競輪ファンにとって忘れられない瞬間が数多く存在します。

さらに2016年12月19日からはナイター競走がスタートし、『タケマルナイトレース』として夜のレースを楽しむことができます。また、ミッドナイト競輪も始まっており、2025年5月にはその中でGIIIも開催される予定です。競輪場のイメージキャラクター「たけ丸」はカラスをモチーフにしており、これに由来する「たけ丸カップ」など、地域のアイコンとしても活躍しています。競輪界のレジェンドである井上茂徳や佐々木昭彦を称える『井上茂徳杯』や『佐々木昭彦杯』も特別なイベントとして行われています。

バンクと設備

武雄競輪場のバンクは400mの長さを持ち、見なし直線部分は64.4mと、競輪場の中でも直線の長さが際立っています。この特徴により、レースでは形勢が頻繁に変わり、高配当が出る可能性も高くなります。また、大画面映像装置も設備されており、迫力あるレースシーンを楽しむことができます。競輪場は「夢と緑のファミリーレジャー」をスローガンに掲げ、家族連れでも楽しめる環境作りを心掛けています。

改修の歴史

2015年10月から2016年10月15日までの間、競輪場の全面改修が行われました。この改修では、メインスタンドの収容能力を7800人から1000人に削減し、またバンク自体も基礎から改修されました。その結果、従業員数も大幅に減少するという変革がありました。ナイター照明設備も導入され、夜の開催が可能になりました。このように、新たな魅力を持った競輪場として生まれ変わった武雄競輪場は、オッズパークとの契約による命名権の導入も実施されており、地域に密着したサービスを提供しています。

アクセス情報

武雄競輪場へのアクセスは、JR佐世保線武雄温泉駅から徒歩20分の距離にあります。また、武雄温泉駅からのJR九州バス嬉野線「武雄競輪場」停留所も利用できます。佐賀駅等からは、祐徳自動車の無料送迎バスも運行されており、便利に訪れることができます。

場外車券売場

武雄競輪場は、直轄の『サテライト武雄』をはじめ、宮崎県や鹿児島県など多地域に場外車券売場を設置しており、より多くのファンに向けたアクセスが整っています。特に、各地からの送迎バス運行により、競輪の楽しみを広げています。

武雄競輪場は、その魅力を多岐にわたり提供し続け、地域に密着した競輪文化を育んでいます。

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