沼田幹男

沼田幹男（ぬまた みきお）

プロフィール

沼田幹男は、1950年3月9日生まれの日本の外交官です。茨城県出身で、拓殖大学商学部経営学科を卒業後、外務省に入省しました。語学研修員として中国語を学び、キャリアをスタートさせました。

外務省でのキャリア

沼田氏は、外務省において、経済協力局技術協力課長、香港総領事館領事、在ニューヨーク総領事館首席領事など、様々な要職を歴任しました。2011年には、外務省領事局長に就任し、初のノンキャリア出身の外務本省局長となりました。これは、拓殖大学出身者としても初の中央省庁本省局長という快挙でした。

2012年10月には、駐ミャンマー特命全権大使に任命され、同国との外交関係強化に尽力しました。2014年7月には、公益財団法人交流協会（現在の日本台湾交流協会）台北事務所代表に就任し、台湾との関係深化に貢献しました。このポストは、事実上の駐台湾大使として機能します。

東日本大震災における台湾への謝意

東日本大震災から5年となる2016年3月11日、台北市で「追悼・感謝会」が開催されました。この際、沼田氏は、「日本人に台湾という真の友人がいることを強く思い起こさせた」と述べ、台湾からの支援に対する深い謝意を表明しました。

栄典

沼田氏は、外交官としての功績が認められ、以下の栄典を授与されています。

大綬景星勲章（中華民国、2019年）
特種外交奨章（中華民国、2019年）
瑞宝中綬章（2024年）

同期入省

沼田氏と同期で外務省に入省した人物には、以下のような著名な外交官がいます。

佐々江賢一郎（元駐米大使、元外務事務次官）
林景一（元駐英大使）
小田部陽一（元ジュネーブ国際機関政府代表部大使）
吉川元偉（元国連大使）
高松明（元駐スロバキア大使）
石田仁宏（元駐アルゼンチン大使）
四宮信隆（元駐ポルトガル大使）
原田親仁（元駐露大使）
目賀田周一郎（元駐メキシコ大使）
卜部敏直（元駐フィリピン大使）
遠藤茂（元駐サウジアラビア大使）
多賀敏行（元駐ラトビア大使）
斉藤隆志（元駐ミャンマー大使）
城田安紀夫（元駐ノルウェー大使）
山本忠通（元駐ハンガリー大使）
山中誠（元駐ポーランド大使）
佐藤重和（元駐タイ王国大使）
中根猛（元駐独大使）
黒木雅文（元駐セルビア大使）
西ヶ廣渉（元宮内庁宮務主管）
吉澤裕（元駐南アフリカ共和国大使）
貞岡義幸（元駐パラオ大使）
寒川富士夫（元駐マラウイ大使）
白石和子（元駐リトアニア大使）
高橋二雄（元駐アゼルバイジャン大使）
小池孝行（元駐キルギス大使）
中北徹（元アジア・ゲートウェイ戦略会議座長代理）

関連情報

沼田大使のミャンマーでの活動は、以下のリンクで確認できます。

* [ミャンマー]]通信1（在ミャンマー日本国大使館ホームページ）: [在ミャンマー日本国大使館ホームページ

退任

2019年10月24日、日本台湾交流協会台北事務所代表を退任しました。




沼田幹男は、そのキャリアを通じて、日本外交に多大な貢献を果たした人物です。

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