佐藤重和

佐藤重和について

佐藤重和氏は、1949年9月23日に生まれ、日本の外交官として長年にわたり活躍されました。東京都出身で、東京都立新宿高等学校を卒業後、東京大学法学部へ進学。1974年に同大学を卒業し、外務省に入省しました。

外務省入省後は、中国語研修のため復旦大学、ハーバード大学で学び、ハーバード大学では修士課程を修了。中国語に堪能な「チャイナ・スクール」の一員として、そのキャリアをスタートさせました。

主な経歴

佐藤氏は、外務省において以下の様な要職を歴任しました。

1984年8月：アメリカ合衆国大使館一等書記官
1986年12月：中華人民共和国大使館一等書記官
1989年8月：在外公館課首席事務官
1991年2月：経済協力局開発協力課長
1992年7月：経済協力局有償資金協力課長
1994年8月：アメリカ合衆国大使館参事官
1995年7月：アジア局中国課長
1998年9月：大臣官房人事課長
2000年9月：大臣官房外務参事官兼アジア局
2001年4月：大臣官房審議官兼アジア大洋州局
2002年9月：駐インドネシア公使
2004年10月：経済協力局長
2006年8月：香港総領事
2010年7月：駐オーストラリア特命全権大使
2012年9月：駐タイ特命全権大使
2018年7月：日中友好会館常務理事

これらの経歴からもわかるように、佐藤氏はアジア地域、特に中国との関係において重要な役割を担ってきたことが伺えます。また、経済協力分野でもその手腕を発揮し、国際社会における日本のプレゼンス向上に貢献しました。

2024年4月には、長年の外交における功績が認められ、瑞宝重光章を受章されました。

主な活動

佐藤氏は、外交官としての活動以外にも、様々な活動に参加されています。

例えば、タイのタマサート大学から創価学会の池田大作名誉会長へ名誉哲学博士号が授与された際には、来賓として式典に出席されました。また、タイの公共放送局ThaiPBSの番組にも出演し、TLS語学学校の代表であるポンパン藤崎氏のレポートに登場しています。

同期入省の外交官

佐藤氏と同期で外務省に入省した外交官には、以下のような方々がいます。

佐々江賢一郎（元駐米大使、元外務事務次官）
林景一（元駐英大使、元内閣官房副長官補）
小田部陽一（元ジュネーブ国際機関政府代表部大使）
吉川元偉（元国連大使、元OECD大使）
高松明（元駐スロバキア大使）
石田仁宏（元駐アルゼンチン大使、元駐ペルー大使）
四宮信隆（元駐ポルトガル大使）
原田親仁（元日露関係担当大使、元駐露大使）
目賀田周一郎（元駐メキシコ大使、元駐ペルー大使）
卜部敏直（元駐フィリピン大使）
遠藤茂（元駐サウジアラビア大使）
多賀敏行（元駐ラトビア大使）
斉藤隆志（元駐ミャンマー大使）
城田安紀夫（元駐ノルウェー大使、元イラン大使）
山本忠通（元駐ハンガリー大使）
山中誠（元駐ポーランド大使）
中根猛（元駐独大使）
黒木雅文（元駐セルビア大使）
西ヶ廣渉（元宮内庁宮務主管、元駐ルクセンブルク大使）
吉澤裕（元駐南アフリカ共和国大使）
貞岡義幸（元駐パラオ大使）
寒川富士夫（元駐マラウイ大使）
沼田幹男（元交流協会台北事務所代表、元駐ミャンマー大使）
白石和子（元駐リトアニア大使）
高橋二雄（元駐アゼルバイジャン大使）
小池孝行（元駐キルギス大使）
* 中北徹（元アジア・ゲートウェイ戦略会議座長代理）

これらの同期入省者たちも、それぞれの分野で日本の外交に大きく貢献しました。

佐藤重和氏は、その長年の外交官としての経験と実績から、国際社会における日本の立場を強化し、友好関係を築く上で重要な役割を果たした人物であると言えるでしょう。

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