中根猛

中根猛について

中根猛（なかね たけし）は、1949年6月24日に生まれ、2022年10月12日に逝去した日本の外交官です。京都大学法学部を卒業後、1974年に外務省に入省し、長年にわたり外交官として活躍しました。最終的な位階は従三位。

主な経歴

中根氏は、外務省入省後、数々の要職を歴任しました。そのキャリアは、以下の通りです。

1985年：駐西ドイツ大使館一等書記官
1987年：駐ジュネーヴ国際機関日本政府代表部参事官
1992年：国際連合局軍縮課長
1994年：大臣官房国際報道課長
1996年：大臣官房在外公館課長
1998年：駐韓国公使
2000年：ミュンヘン総領事
2002年：大臣官房審議官
2005年：総合外交政策局軍縮不拡散・科学部長、大使
2009年：在ウィーン国際機関日本政府代表部大使
2012年：駐ドイツ大使

これらの役職を通じて、中根氏は国際社会における日本の立場を強化し、多国間外交の舞台で重要な役割を果たしました。

外務省退官後

2016年1月に外務省を退官した後も、中根氏はその経験と知識を活かし、多方面で活躍しました。

2016年2月：外務省参与に就任（現任）
2016年：東日本旅客鉄道顧問に就任
2018年3月：学校法人京都学園（現：学校法人永守学園）理事に就任
2019年6月：日本電産株式会社社外監査役に就任
2020年6月：日本電産株式会社社外取締役（監査等委員）に就任（現任）

これらの役職を通じて、企業経営や教育分野にも貢献しました。

死去と追贈

2022年10月12日、中根氏は不慮の事故により73歳で逝去しました。その功績を称え、死没日付をもって従三位に叙され、瑞宝中綬章が追贈されました。

同期入省者

中根氏と同期には、以下の著名な外交官がいます。

佐々江賢一郎（元駐米大使、元外務事務次官）
林景一（元駐英大使、元内閣官房副長官補）
小田部陽一（元ジュネーブ国際機関政府代表部大使）
吉川元偉（元国連大使、元OECD大使）
高松明（元駐スロバキア大使）
石田仁宏（元駐アルゼンチン大使）
四宮信隆（元駐ポルトガル大使）
原田親仁（元日露関係担当大使）
目賀田周一郎（元駐メキシコ大使）
卜部敏直（元駐フィリピン大使）
遠藤茂（元駐サウジアラビア大使）
多賀敏行（元駐ラトビア大使）
斉藤隆志（元駐ミャンマー大使）
城田安紀夫（元駐ノルウェー大使）
山本忠通（元駐ハンガリー大使）
山中誠（元駐ポーランド大使）
佐藤重和（元駐タイ王国大使）
黒木雅文（元駐セルビア大使）
西ヶ廣渉（元宮内庁宮務主管）
吉澤裕（元駐南アフリカ共和国大使）
貞岡義幸（元駐パラオ大使）
寒川富士夫（元駐マラウイ大使）
沼田幹男（元駐ミャンマー大使）
白石和子（元駐リトアニア大使）
高橋二雄（元駐アゼルバイジャン大使）
小池孝行（元駐キルギス大使）
* 中北徹（元アジア・ゲートウェイ戦略会議座長代理）


これらの外交官たちも、日本外交の発展に大きく貢献しました。


中根猛氏は、その生涯を通じて日本と国際社会の架け橋となり、多くの人々に影響を与えました。彼の業績は、今後も長く語り継がれるでしょう。

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