山中誠

山中誠について

山中誠（やまなか まこと）は、1951年（昭和26年）生まれの日本の外交官です。慶應義塾大学経済学部を卒業後、1974年（昭和49年）に外務省に入省しました。大学時代はESS（English Speaking Society）に所属し、俳優の中村雅俊氏、三菱東京UFJ銀行副頭取の沖原隆宗氏、ジャスダック社長の筒井高志氏、上智大学教授の井上久美氏らと交流がありました。

キャリア

外務省入省後、山中氏は英語研修を受け、1977年（昭和52年）にマサチューセッツ州アマースト大学を卒業しました。外務本省では、アジア局、欧亜局、条約局、国際情報局などで勤務しました。また、在アメリカ合衆国日本国大使館、在タイ日本国大使館、在英国日本国大使館、在ウィーン国際機関日本政府代表部など、数々の在外公館で経験を積んでいます。

本省では、外務省条約局国際協定課長、外務省国際情報局審議官兼北米局審議官などを歴任し、要職を担いました。

大使としての活躍

1999年（平成11年）には、経済協力開発機構（OECD）東京センター所長に就任しました。

その後、2004年（平成16年）3月にはサンフランシスコ総領事に任命され、2007年（平成19年）10月には駐シンガポール特命全権大使に就任しました。2010年（平成22年）9月には科学技術協力担当大使に、そして2011年（平成23年）9月には駐ポーランド特命全権大使に任命されるなど、国際社会での活躍を続けました。

2016年（平成28年）6月には、コニカミノルタ株式会社のアドバイザリーボードメンバーに就任し、外交の知識や経験を活かして、民間企業でも貢献しています。

同期入省の外交官

山中氏の同期には、以下のような著名な外交官がいます。

佐々江賢一郎（元駐米大使、元外務事務次官）
林景一（元駐英大使、元内閣官房副長官補）
小田部陽一（元ジュネーブ国際機関政府代表部大使）
吉川元偉（元国連大使、元OECD大使）
高松明（元駐スロバキア大使）
石田仁宏（元駐アルゼンチン大使、元駐ペルー大使）
四宮信隆（元駐ポルトガル大使）
原田親仁（元日露関係担当大使、元駐露大使）
目賀田周一郎（元駐メキシコ大使）
卜部敏直（元駐フィリピン大使）
遠藤茂（元駐サウジアラビア大使）
多賀敏行（元駐ラトビア大使）
斉藤隆志（元駐ミャンマー大使）
城田安紀夫（元駐ノルウェー大使、元駐イラン大使）
山本忠通（元駐ハンガリー大使）
佐藤重和（元駐タイ王国大使、元駐オーストラリア大使）
中根猛（元駐独大使）
黒木雅文（元駐セルビア大使）
西ヶ廣渉（元宮内庁宮務主管、元駐ルクセンブルク大使）
吉澤裕（元駐南アフリカ共和国大使）
貞岡義幸（元駐パラオ大使）
寒川富士夫（元駐マラウイ大使）
沼田幹男（元駐ミャンマー大使、元外務省領事局長）
白石和子（元駐リトアニア大使）
高橋二雄（元駐アゼルバイジャン大使）
小池孝行（元駐キルギス大使）
* 中北徹（元アジア・ゲートウェイ戦略会議座長代理）

これらの外交官たちもまた、日本の外交を支える重要な役割を果たしました。


山中誠氏は、長年にわたり外交官として国際社会で活躍し、日本と諸外国との関係強化に尽力しました。その豊富な経験と知識は、現在の国際情勢を理解する上で非常に貴重な情報源となっています。

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