浦賀駅

浦賀駅について

浦賀駅は、京浜急行電鉄（京急）本線の終点に位置し、神奈川県横須賀市浦賀一丁目にあります。駅番号はKK64で、京急本線の旅の終わりを告げる駅です。

歴史

浦賀駅は1930年（昭和5年）4月1日に開業しました。当初の駅舎は現在地ではなく、地上にありました。その後、1957年（昭和32年）に駅舎が現在の築堤上に移転されました。1972年（昭和47年）にはホームが8両編成に対応できるように延伸され、1973年（昭和48年）には駅改良工事が完了しました。2008年（平成20年）には、接近メロディとして「ゴジラのテーマ」が採用され、駅の個性を際立たせています。

駅構造

浦賀駅は、8両編成に対応した島式ホーム1面2線を有する地上駅です。線路は駅構内で途切れており、これ以上先には線路が伸びていません。ホームの南側には高台に駅舎があり、通路を通じて地上と連絡しています。かつて駅舎は地上にあり、現在のバスターミナル付近に位置していました。過去には、駅前にコンクリート製の鉄橋の跡や、久里浜方面への引き上げ線跡も見られ、駅の歴史を物語っていました。

のりばと路線の状況

浦賀駅は、かつて久里浜・三崎方面への延伸計画がありましたが、太平洋戦争時の状況により、久里浜線が堀ノ内駅から分岐する形で建設されました。そのため、本線の堀ノ内駅以南は実質的に支線のような扱いとなっており、平日朝と夜間に特急列車が発着する以外は、普通列車のみが運行されています。

駅の改修

2013年2月には、駅舎部分の駅名表示板が京急蒲田駅と同様のものに更新され、その後ホーム部分も同様に更新されました。また、C-ATS使用開始に伴い、車止めが更新され、停止位置が品川寄りに変更されました。

接近メロディ

浦賀駅の接近メロディは、映画『ゴジラ』のメインテーマをアレンジしたものが使用されています。これは、ゴジラが近くの観音崎にある「たたら浜」に上陸したという設定にちなんだもので、2008年11月21日から導入されています。メロディはスイッチが制作し、塩塚博氏が編曲を担当しました。

利用状況

2021年（令和3年）度の1日平均乗降人員は15,655人で、京急線全72駅中33位となっています。駅の利用状況は、近年も安定した推移を見せています。

駅周辺の施設

浦賀駅周辺には、以下のような施設があります。

浦賀商友会
浦賀の渡し（浦賀港内を結ぶ渡し船）
京急ストア浦賀店
横浜銀行浦賀支店
神奈川県警横須賀南警察署
横須賀市役所浦賀行政センター
横須賀市南消防署浦賀出張所
横須賀浦賀一郵便局
横須賀浦賀郵便局
横須賀新町郵便局
横須賀かもめ団地内郵便局
横須賀鴨居郵便局
横須賀走水簡易郵便局
浦賀港
浦賀生活協同組合
浦賀文化センター（兼郷土資料館）
旧浦賀ドック
観音崎
横須賀美術館
燈明堂
防衛大学校
横須賀市立浦賀小学校
横須賀市立浦賀中学校
横須賀市立小原台小学校
横須賀市立鴨居小学校
横須賀市立鴨居中学校
かながわ信用金庫浦賀支店
湘南信用金庫浦賀支店
JAよこすか葉山浦賀支店

バス路線

駅前には「浦賀駅」バス停があり、京浜急行バスが運行しています。バスロータリー内と県道208号上に乗り場があり、以下の路線が発着します。

1番乗り場（駅前バスロータリー内）
浦2・須26：かもめ団地行
浦3：観音崎行

2番乗り場（県道208号南方向）
浦5：浦賀丘三丁目公園行（朝・日中のみ）
久10：JR久里浜駅・京急久里浜駅行（高坂経由）
久19：京急久里浜駅行（千代ヶ崎経由）

県道208号西方向
須25・須26：横須賀駅行（朝・日中のみ）

隣の駅

京浜急行電鉄 本線

特急・普通：馬堀海岸駅 (KK63) - 浦賀駅 (KK64)

脚注

詳細は以下のリンクを参照してください。
* 浦賀駅（各駅情報） - 京浜急行電鉄

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