海老根恵太

海老根恵太（えびね けいた）

1977年7月27日生まれの競輪選手。千葉支部所属で、ホームバンクは千葉競輪場。

経歴

埼玉県春日部市出身。中学時代から陸上競技で活躍し、110mハードルでは中学日本新記録を樹立。高校、大学でも陸上選手として実績を重ねた。

しかし、競輪選手への転身を決意し、高校の先輩である森下太志に師事。競輪学校を適性試験で合格し、86期生として入学。同期には井上昌己、稲垣裕之、村上博幸らがいる。

2001年に伊東温泉競輪場でデビューし、初勝利と完全優勝を同日に達成。2004年のヤンググランプリでは優勝、2006年の競輪祭では2着入賞を果たす。同年には、全日本自転車競技選手権大会ケイリンで優勝し、ドーハアジア競技大会の日本代表選手にも選出された。

しかし、アジア大会での落車事故以降、不調が続きGI、GIIレースでの苦戦を強いられる。2008年には日本選手権競輪で準決勝進出、記念競輪で連覇を達成し、全日本選抜競輪で3着入賞を果たす。

2009年は東西王座戦で優勝。寬仁親王牌では、関東ラインを打ち砕く差し脚を見せGI初制覇。同年のKEIRINグランプリでは、驚異的な追い込みで初出場優勝を果たし、年間賞金王に輝いた。年間獲得賞金は2億円を突破し、史上4人目の記録となった。

2010年には、朝日新聞社杯競輪祭を制覇し、KEIRINグランプリ2010への出場権を獲得した。

2021年には強制わいせつ事件を起こし逮捕され、その後不起訴処分となるも、あっせん停止処分を受けA級に降格した。2022年8月にレース復帰を果たし、復帰戦を1着で飾った。

主な獲得タイトルと記録

2009年 - 寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント（青森競輪場）
2009年 - KEIRINグランプリ09（京王閣競輪場）
2010年 - 朝日新聞社杯競輪祭（小倉競輪場）
年間賞金王1回（2009年）
年間獲得賞金2億円突破（2009年）

競走スタイル

ダッシュとスピードを生かした自力を持ち味とし、ロング捲りを得意とする。好不調の波が激しい面がある。

家族

妻は元陸上選手。長男はプロ野球選手として活躍している。

外部リンク

選手プロフィール - KEIRIN.JP
海老根恵太 - 国際陸上競技連盟 (英語)
海老根恵太 - CycleBase (英語)

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