渡部哲男

渡部哲男は、1979年11月29日生まれの競輪選手で、日本[[競輪選手会]]愛媛支部に所属しています。師匠は同じく競輪選手の三木裕次です。

新田高等学校を卒業後、日本競輪学校に84期生として入学しました。在校中は、驚異的な成績を残し、78勝を挙げ、在校競走成績1位という輝かしい記録を打ち立てました。

2000年4月1日、渡部はホームバンクである松山競輪場でデビューを飾り、その日のレースで初勝利を収めました。同年の12月29日には、ルーキーチャンピオンレース（立川競輪場）に出場し、石毛克幸に次いで2着となりました。

2002年には、ヤンググランプリ（立川競輪場）で、4角中位から直線で鋭く伸びて優勝しました。翌2003年には、日本選手権競輪（平塚競輪場）でGI初出場を果たしましたが、その後GIやGIIでは苦戦が続きました。

しかし、2005年頃から渡部は吉岡稔真が主宰する「不動會」に所属し、吉岡から練習方法などのアドバイスを受けるようになりました。その結果、同年3月には地元松山記念で優勝を果たし、復調の兆しを見せました。

2006年は、渡部にとって飛躍の年となりました。7月には、寬仁親王牌（前橋競輪場）で初のGI決勝進出（4着）を決め、続く8月のふるさとダービー（富山競輪場）では、優勝した平原康多を追い詰めて2着。さらに12月の全日本選抜競輪（いわき平競輪場）でも決勝に進出（8着）するなど、目覚ましい活躍を見せました。

2007年には、寬仁親王牌で再び決勝に進出し、小嶋敬二に次ぐ2着に入賞。この活躍が評価され、初代S級S班選手にも選出されました。

その後も渡部はレースに出場し続け、2019年3月10日には、松山競輪場で行われた「第69回金亀杯争奪戦（G3）」で、14年ぶりに地元記念を制覇（G3優勝は9年ぶり5回目）しました。

渡部は、その高い競走能力と実績から、競輪界で注目を集める選手の一人です。今後の更なる活躍が期待されます。

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