潜竜ヶ滝駅

潜竜ヶ滝駅（せんりゅうがたきえき）

潜竜ヶ滝駅は、長崎県佐世保市江迎町田ノ元に位置する松浦鉄道西九州線の駅です。かつては国鉄・JR九州松浦線の一部であり、「潜竜駅（せんりゅう）」という名称でしたが、第三セクターへの移行時に現在の駅名に変更されました。

歴史

1939年（昭和14年）1月25日：鉄道省伊万里線（後の松浦線）の潜竜駅として開業。当初の駅は現在の場所よりやや西側、いのつき駅寄りに位置していました。
1949年（昭和24年）5月22日：炭鉱への昭和天皇の戦後巡幸の際、お召し列車が発着しました。
1962年（昭和37年）7月9日：集中豪雨により付近の炭鉱のボタ山が崩壊し、駅構内が土砂で埋没する被害を受けました。
1968年（昭和43年）2月1日：貨物取り扱いが廃止されました。
1970年（昭和45年）10月1日：荷物取り扱いが廃止され、駅は無人化されました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR九州松浦線の駅となりました。
1988年（昭和63年）4月1日：第三セクター松浦鉄道への転換に伴い、同社西九州線の駅となり、潜竜ヶ滝駅に改称されました。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅で、無人駅です。1996年（平成8年）に改築されたコンクリート製のシンプルな駅舎は、建築家の團紀彦氏によって設計されました。

利用状況

2019年度の1日平均乗降人員は73人です。

駅周辺

駅周辺には以下の施設があります。

江迎地区文化会館：現駅舎と同じ設計者による建築物（1995年竣工）
猪調郵便局
潜竜団地
潜竜徳田循環器科内科整形外科病院
潜竜聖母幼稚園
潜竜ヶ滝（平戸八景の一つ）
国道204号
福井川橋梁
ニッチツ江迎工場（日窒鉱業江迎炭鉱跡などに開設）
住友潜竜炭鉱の記念碑
福岡捕虜収容所第24分所（江迎分所）跡：岩下地区公民館駐車場の一角に慰霊碑が設置されています。

その他

1946年（昭和21年）当時の駅舎に掲示されていた時刻表が、同線のたびら平戸口駅にある鉄道資料館に展示されています。
清水康史氏の著書『長崎のトリセツ』では、「潜竜ヶ滝駅」の下に駅が埋まっているという興味深い情報が紹介されています。

隣の駅

松浦鉄道

■西九州線

いのつき駅 - 潜竜ヶ滝駅 - 吉井駅

脚注

注釈

出典

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

松浦鉄道'>潜竜ヶ滝駅時刻表 - 松浦鉄道

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