澤田義和

澤田義和（さわだ よしかず）について

澤田義和は、1972年10月9日に生まれ、兵庫県を拠点とする競輪選手です。彼は日本競輪選手会兵庫支部に所属し、競技の舞台は最初期は甲子園競輪場でしたが、その後2002年には明石公園球技場兼自転車競技場へと移りました。彼は競輪学校の69期生であり、師匠は坂東利則、また弟子には池野健太や東美月がいます。

競技歴と戦績

澤田は兵庫県立武庫工業高等学校を卒業した後、自転車競技をスタートし、その後競輪学校に入学しました。彼の同期には稲村成浩、横田努（現在の齊藤努）、豊岡弘などが名を連ね、特に身長が180cmを超える彼ら3人は「ハイタワーズ」として知られています。澤田は競輪学校を21位の成績で卒業し、1992年4月9日に一宮競輪場にてデビューを果たします。デビュー戦では6着となりましたが、同年の4月11日には初勝利を収めました。

その後、1993年には競輪祭全日本新人王戦にて見事優勝を果たし、その年の最優秀新人賞を獲得します。さらに1997年には防府競輪場で行われたふるさとダービーの決勝戦でバックストレッチからの捲りを決め、優勝の栄冠に輝きました。2006年には奈良競輪場で開催された西日本王座決定戦で市田佳寿浩の後位から直線で抜け出し勝利。これまでGIレースでの決勝進出はありませんが、GIIでは4度決勝に進出し、そのうち3度で優勝を果たしています。

地元選手会の支部長

澤田は2014年6月から2020年6月まで地元選手会の支部長を務め、地域の発展にも貢献しました。また、2019年3月20日には小田原競輪で1着となり、通算500勝を達成しました。この達成はデビューから26年11ヶ月11日後であり、S級が新設されて以来30人目の快挙となりました。達成後、JKAの規程により、6月9日に京都向日町競輪場で表彰式が行われました。

競走スタイル

澤田の競走スタイルは185cmの恵まれた体格を活かし、自力を主体としたものです。デビュー当初から全盛期を迎えるまで、彼は逃げや捲りが多くの決まり手となっていました。競技の進化と共に、現在は追い込みを中心とした競走スタイルにシフトしています。

澤田義和は、その持ち味である競技スタイルと地元への貢献を通じて、競輪界において確固たる存在感を示す選手となっています。彼の軌跡は多くの競輪ファンにとっても刺激的であり、今後の活躍に期待が寄せられています。

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