猪狩秀平

猪狩秀平は、日本の音楽シーンで活躍するシンガーソングライター、ギタリストです。パンクバンドHEY-SMITHのギタリストであり、リーダーを務めています。大阪府出身。

生い立ちと音楽への目覚め

猪狩秀平は大阪府豊中市で生まれました。小学校から高校までは公立高校に通い、サッカー部に所属するごく普通の学生生活を送ります。大学は関西外国語大学に進学。音楽との出会いは早く、小学校から高校時代にかけてコピーバンドでドラムを担当していました。しかし、バンドでオリジナル曲を作ることができなかったため、自らギターを始め、作曲を手がけるようになったのがギタリストとしてのキャリアの始まりです。

HEY-SMITH結成と活動

大学在学中にHEY-SMITHを結成し、2009年にインディーズデビューを果たします。HEY-SMITHは、メロディック・ハードコアを基調としたサウンドと、猪狩のしゃがれたボーカルを特徴とするバンドです。猪狩はギターだけでなく、ボーカルも担当し、バンドの音楽的な方向性を牽引しています。

2014年には、自身が企画・出演する野外フェス“HAZIKETEMAZARE FESTIVAL 2014”を開催。しかし、このフェスを最後にHEY-SMITHは活動休止状態に入ります。その後、メンバーの脱退を経て、新たなメンバーを迎え、2015年に活動を再開しました。

地上波の音楽番組には、当て振りを嫌う姿勢から出演を避けていましたが、2018年11月に生演奏という条件でLove musicに出演。その際に披露した"Not A TV Show"は、非常に速いBPMで演奏され、話題を呼びました。また、2018年11月から2019年3月にかけては、FM熊本でラジオ番組を担当するなど、活動の幅を広げています。

2019年7月には、気胸から膿胸を併発し、約1ヶ月間入院。体調を崩しながらも、音楽活動への情熱は衰えることなく、精力的に活動を続けています。

2023年1月には、大阪市住之江区に新設されたライブハウスに「GORILLA HALL OSAKA」と命名。こけら落とし公演はHEY-SMITHが務めました。

音楽性

猪狩秀平の音楽性は、スピーディなメロディック・ハードコアやカッティングを基調としています。パワーコードを多用した音楽性も特徴的で、特に右手の刻みの速さは特筆されます。HEY-SMITHではボーカルも担当しており、しゃがれた声が特徴ですが、本人はあくまでギタリストであるという意識が強く、自己紹介の際も「HEY-SMITH Guitar」と名乗ります。歌うことは、音楽を伝えるための手段であると考えています。

ギターはESPのエクスプローラーを愛用。若い頃に憧れていたバンドがギブソン・レスポールを使用していたため、あえて違うギターで有名になろうと決意したものの、後にメタリカのジェイムズ・ヘットフィールドがエクスプローラーを使用しているのを見て衝撃を受けたというエピソードも持っています。

人柄

大のお酒好きで、特に麺類を好んで食べます。好きな食べ物はラーメン、蕎麦、うどん、クラムチャウダー、パスタ、寿司など。好きなバンドは、NOFX、ランシド、メタリカ、Hi-STANDARD、サブライム、ノー・ユース・フォー・ア・ネイム、パンテラなど。好きな有名人としては、ダウンタウンや安室奈美恵を挙げています。

地上波の音楽番組については、当て振りや口パクが多いことを理由に、あまり好んでいません。

音楽プロデュース

他のアーティストへの楽曲提供やプロデュースも行っています。

"SUPER DELICIOUS" / Dizzy Sunfist
"BLAST" / SHIMA
"MAYSON's PARTY" / MAYSON's PARTY

使用機材

ギター: ESP エクスプローラー

猪狩秀平は、HEY-SMITHの活動を中心に、日本の音楽シーンで独自の存在感を放っています。彼の音楽に対する情熱と、常に新しいことに挑戦する姿勢は、多くのファンを魅了し続けています。

もう一度検索