猴ドウ駅

猴硐駅について

猴硐駅（こうどうえき）は、台湾新北市瑞芳区に位置する台湾鉄路管理局（台鉄）宜蘭線の駅です。三等駅に分類され、区間車や莒光号といった列車が停車します。また、平渓線のすべての列車がこの駅に停車するため、観光客にとって重要な拠点となっています。

この駅の特徴として、台湾語放送で猴硐の古名である「Kâu-tāng-á（猴洞仔）」の発音を使用している点が挙げられます。2014年3月22日までは、台鉄で数少ない硬券の切符を販売していた駅としても知られていました。

駅の隣にはかつて瑞三鉱業公司の選炭場があり、周辺の炭鉱からの石炭輸送で大変賑わっていました。炭鉱閉山後は廃墟となっていましたが、近年では選炭場の観光地化や、人気の「猴硐猫村」の影響で利用者が急増しています。

歴史

1920年1月27日 - 猴硐駅（当時の表記は猴硐驛）として開業。
1962年4月1日 - 龍泉、源泉、大山、山佳、鎮安、平和等の駅と同時に侯硐と改名。
2013年 - 旧名の猴硐に戻す。
2020年12月4日 - 土砂災害により、本駅から瑞芳までの区間が10日間不通となり、宜蘭線は折り返し運転となりました。また、平渓線も深澳線との直通運転を一時中止しました。

駅構造

猴硐駅は、島式ホーム2面4線の地上駅です。

利用状況

近年、観光客が増加しているため、利用者は増加傾向にあります。

駅周辺

基隆河：駅のすぐそばを流れる河川。
瑞三煤礦遺跡：
瑞三本礦
復興坑
猴洞坑

これらの炭鉱跡は、かつての炭鉱の歴史を物語っています。
瑞三鉱業公司選炭場（猴硐煤礦博物館）：炭鉱時代に使われた選炭場を博物館として再利用。炭鉱の歴史を学ぶことができます。
猴硐猫村：多くの猫が暮らす観光スポットとして有名。国内外から多くの観光客が訪れます。
ギャラリー：地域のアート作品などを展示。

隣の駅

台湾鉄路管理局

宜蘭線：瑞芳駅 - 猴硐駅 - 三貂嶺駅

その他

猴硐駅は、その歴史的な背景と、近年人気の猫村などの観光資源によって、多くの人々が訪れる駅となっています。炭鉱の歴史を伝える場所として、また、猫との触れ合いを楽しめる場所として、多くの人々に親しまれています。

外部リンク

台湾鉄路管理局
駅と周辺情報>侯硐 （日本語）（中国語）（英語）
(旧サイト)侯硐站 - ウェイバックマシン
* 台湾黄昏地帯 侯硐 駅周囲の炭鉱跡訪問記

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