田中信一郎

田中信一郎（たなか しんいちろう）

プロフィール

田中信一郎は、1972年12月8日生まれ、大阪府出身の競艇選手です。身長168cm、体重52kg、血液型はAB型。登録番号は3556で、大阪支部に所属しています。69期として、太田和美、野添貴裕、三嶌誠司、仲口博崇、山本浩次ら、多くのSG・GI覇者と同期であり、「華の69期」と呼ばれています。

人物像

田中選手は、卓越した技術と勝負強さを持ち合わせ、競艇界を代表するトップレーサーの一人として知られています。特に、年末の大一番である賞金王決定戦（グランプリ）では、3度の優勝を誇り、これは歴代最多タイ記録です。2008年には賞金王シリーズ戦も制覇し、賞金王W優勝を達成しました。また、大の巨人ファンとしても知られており、レース場では巨人のチームカラーであるオレンジ色の横断幕が見られます。

経歴

1991年11月7日、地元である住之江競艇場でデビューしました。1996年1月には、下関競艇場で開催された新鋭王座決定戦でGI初優出（2着）を果たします。1999年3月には、児島競艇場で開催された総理大臣杯でSG初優出。同年の賞金王決定戦に初出場を果たしました。

2000年6月、鳴門競艇場の周年記念でGI初制覇を達成。2001年12月には、住之江競艇場で開催された賞金王決定戦でSG初制覇、初の賞金王となりました。2003年には、唐津競艇場で開催されたモーターボート記念競走で優勝、同年の賞金王決定戦では2度目の賞金王に輝きます。

2004年の賞金王決定戦でも優勝し、3連覇を達成（野中和夫・植木通彦以来史上3人目）。2007年4月には、児島競艇場で開催された一般戦でデビュー通算1000勝を達成。2008年12月、住之江競艇場で開催された賞金王シリーズ戦で4年ぶりのSG制覇を果たしました。2009年3月には、住之江競艇場の一般戦で自身初の完全優勝を飾っています。

2011年11月、大村競艇場で開催されたチャレンジカップ競走の準優勝戦でスタート事故を起こし、SG4節とフライング休み後GI・GII3ヶ月の除外を受けるペナルティを受けました。2014年5月には、平和島競艇場で開催された周年記念においてデビュー通算1500勝を達成しています。

2019年10月15日、津競艇場で開催されたG2津モーターボート大賞ウイナーズバトル初日4Rにおいてフライングを犯し、欠場艇表示盤の見落としにより完走してしまったため、内規違反で即刻帰郷の処分を受けます。その後、褒章懲罰委員会でフライング休み2ヶ月と謹慎2ヶ月の計4ヶ月のペナルティを受けました。2020年7月には、上記ペナルティ休みによる出走回数不足でB1級に陥落しています。

SGタイトル

賞金王決定戦（2001年、2003年、2004年 住之江競艇場）
モーターボート記念競走（2003年 唐津競艇場）
賞金王シリーズ戦（2008年 住之江競艇場）

GIタイトル

大渦大賞（2000年、2007年 鳴門競艇場）
競艇キングカップ（2001年、2011年 児島競艇場）
太閤賞（2002年、2004年、2016年 住之江競艇場）
ウェイキーカップ（2003年 多摩川競艇場）
近畿地区選手権（2006年 住之江競艇場）
モーターボート大賞（2006年 児島競艇場）
ダイヤモンドカップ（2007年 住之江競艇場）
高松宮記念（2008年、2011年、2015年 住之江競艇場）
北陸艇王決戦（2013年 三国競艇場）

関連項目

競艇選手一覧

外部リンク

BOAT RACE オフィシャルWEB
* 選手のプロフィール

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