田崎町 (薩摩川内市)

鹿児島県薩摩川内市田崎町

田崎町は、鹿児島県薩摩川内市の西部に位置する町です。旧薩摩国薩摩郡に属し、歴史的な変遷を経て現在の形に至ります。郵便番号は895-0006で、2020年10月1日現在の人口は1,494人、世帯数は643世帯となっています。

地理

薩摩川内市の西部、川内川の支流である平佐川の中流域に位置しています。町の北側には天辰町、南から東にかけては永利町、西から南にかけては平佐町と隣接しています。町の南端部には鹿児島県道42号川内加治木線が走り、それに沿って平佐川が流れています。平佐川流域には水田が広がり、北部は上床山地に続く台地となっており、畑作が主に行われています。集落は主に南部の平佐川流域の斜面に点在しています。

歴史

成立から町村制施行まで

田崎という地名は、鎌倉時代から見られ、薩摩国薩摩郡の名田「田崎名」でした。この地名の初見は、元応2年の本田暁道請文とされています。一時、入来院氏の領土でしたが、後に島津氏の直轄地となりました。江戸時代には、薩摩郡百次郷に属する田崎村でした。明治2年には百次郷と山田郷が統合され、永利郷に属しました。村高は「天保郷帳」で279石余、「旧高旧領取調帳」では269石余と記録されています。

町村制施行以後

1889年（明治22年）の町村制施行により、山田村、百次村、田崎村の区域が統合され、永利村が成立しました。これにより、田崎村は永利村の大字「田崎」となりました。1956年（昭和31年）9月30日、永利村は薩摩郡高江村と共に川内市に編入されました。同年10月19日には鹿児島県告示により、旧永利村大字田崎の区域をもって新たに川内市の町「田崎町」が設置されました。2004年（平成16年）10月12日には、川内市を含む周辺の町村が合併し、薩摩川内市が発足しました。この合併協議において、川内市の町名については現行通りとすることが協定されたため、田崎町の名称は変更されずに現在に至っています。

人口

1995年以降の国勢調査による人口推移は以下の通りです。

1995年: 1,713人
2000年: 1,668人
2005年: 1,599人
2010年: 1,539人
2015年: 1,513人
2020年: 1,494人

施設

寺社

鶴亀神社

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りです（詳細は薩摩川内市の公式サイト等でご確認ください）。

交通

道路

主要地方道：鹿児島県道42号川内加治木線

鉄道

町内には鉄道は通っていません。最寄りの駅は川内駅です。

脚注

（特筆事項なし）

関連項目

* 田崎町 (曖昧さ回避ページ)

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