白井海岸駅

白井海岸駅

岩手県下閉伊郡普代村に位置する白井海岸駅は、三陸鉄道リアス線に属する駅です。この駅は、ウニの産地として有名な海岸に近いため、「ウニの香り」という愛称で親しまれています。

歴史

1984年12月22日、三陸鉄道北リアス線の駅として開業しました。しかし、2011年3月11日に発生した東日本大震災による津波被害のため、一時的に駅を含む区間が運休となり、閉鎖されました。その後、2012年4月1日に陸中野田駅 - 田野畑駅間の運行が再開された際に、営業を再開しました。

駅構造

白井海岸駅は、単式ホーム1面1線の地上駅で、無人駅です。線路が谷を横断する場所に設置されているため、高架駅のような雰囲気があります。プラットホームの両側はすぐにトンネルとなっており、特に南側の第二白井トンネルは非常に短く、反対側の出口を見ることができます。駅には待合室や改札設備はなく、プラットホームのすぐそばに公衆電話ボックスがありますが、電話機は撤去されています。トイレは駅前に設置されています。

利用状況

地元住民の利用は少ないものの、釣り人や旅行者など、多くの人々が利用しています。

駅周辺

駅から川沿いに約50メートルの坂道を下ると小さな漁港に出ます。しかし、この周辺には民家や商店、自動販売機などは一切ありません。国土地理院の地形図に記載されている建物は、実際にはカキ打ちなどの魚介類加工場です。山側の急な坂道を約1キロメートル登ると、白井地区の端に到着します。白井地区からは、普代村営バスが普代駅方面へ1日に数便運行しています。

主な周辺施設

白井漁港: 駅の東側に位置し、漁港から南へ下ると力持海岸に至ります。この辺りは釣りのスポットとしても知られています。
国道45号: 駅の西側に位置し、三陸北縦貫道路（バイパス）と三陸浜街道（現道）が並行しています。駅の最寄りのインターチェンジは普代北インターチェンジですが、駅からは約2km北に位置しています。付近には普代村B&G海洋センターや普代村総合運動公園野球場があります。

その他

この駅は秘境駅として取り上げられることもありますが、列車は上下線ともにほぼ1時間ごとに停車するため、鉄道でのアクセスは比較的容易です。2013年4月から9月まで放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の最終回では、駅の北側（下り側）に隣接する第三白井トンネルで、主人公たちがトンネル内を走るシーンが撮影されました。

隣の駅

三陸鉄道

■リアス線

普代駅 - 白井海岸駅 - 堀内駅

脚注

出典：記事本文

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

* 三陸鉄道の白井海岸駅のページへのリンクを記述'>白井海岸駅：三陸鉄道

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