真砂町 (横浜市)

真砂町（まさごちょう）

真砂町は、神奈川県横浜市中区に位置する町名です。現行行政地名として「真砂町」が用いられ、1丁目から4丁目までの字丁目が設けられています。住居表示は未実施で、面積は0.024平方キロメートルと非常に小規模な地域です。

地理

真砂町は横浜の関内地区に位置し、南東から北西にかけて細長い町域を持っています。南東端が1丁目で、みなと大通を挟んで横浜公園に接しています。町域は、北東を尾上町1～4丁目、南西を港町1～4丁目に挟まれており、尾上町・港町5丁目の間でその区域は途切れます。各丁目の間には、1・2丁目境にくすのき広場、2・3丁目境に関内桜通、3・4丁目境に関内大通（国道16号）が通っています。

1丁目には港町・尾上町に跨る横浜市庁舎跡地があり、2丁目には関内中央ビルと関内駅前第一ビルという大型オフィスビルが所在します。3丁目には港町にまたがる形でショッピングセンター「セルテ」が建ち、4丁目は関内駅北口に近く、飲食店やカラオケ店が立ち並んでいます。町域の大部分がビジネス街であり、居住人口はごくわずかです。

歴史

真砂町の歴史は、1850年（嘉永3年）から1856年（安政3年）にかけての太田屋新田としての開拓に始まります。1867年（慶応3年）には伊藤清十郎によって埋め立てられ、街並みが形成されました。しかし、1873年（明治6年）3月に相生町で発生した火災により、町の大半が焼失しました。同年5月には地区改正が行われ、新浜町・若松町・緑町・高砂町・小松町・小舟町・駒形町が廃止され、相生町・尾上町・住吉町・常盤町・真砂町・港町が、南東から北西に伸びる街路に沿って設置されました。1889年（明治22年）4月1日には市制施行に伴い横浜市の一部となり、1927年（昭和2年）10月1日には区制施行に伴い横浜市中区の一部となりました。

町名は謡曲の一節から採られたもので、瑞祥地名とされています。2022年（令和4年）には、神奈川県により真砂町1丁目から4丁目が県暴力団排除条例に基づき、暴力団排除特別強化地域に指定されました。

学区

真砂町の児童が市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りです（2023年4月時点）。

[学区情報は省略。詳細な情報は各学校にお問い合わせください]

経済

産業

真砂町は、オフィスビルや商業施設が中心のビジネス街です。かつては合名会社竹内商店のような企業が存在していました。同社は、1921年に設立され、内地や外国産の肉の輸出入販売、肉製品や皮革の売買を手掛けていました。本店は真砂町1丁目にあり、代表社員は竹内慶太郎氏でした。竹内氏は生肉商であり、横浜屠場社長も務めていました。

事業所

2021年現在の経済センサス調査によると、真砂町の事業所数と従業員数は以下の通りです。

[事業所数と従業員数の情報は省略。詳細な情報は経済センサスを参照ください]

事業者数の変遷

経済センサスによる事業所数の推移は以下の通りです。

[事業所数の推移に関する情報は省略。詳細な情報は経済センサスを参照ください]

従業員数の変遷

経済センサスによる従業員数の推移は以下の通りです。

[従業員数の推移に関する情報は省略。詳細な情報は経済センサスを参照ください]

その他

日本郵便

郵便番号は231-0016で、集配局は横浜港郵便局です。

警察

町内の警察の管轄区域は以下の通りです。

[警察の管轄区域情報は省略。詳細な情報は各警察署にお問い合わせください]

脚注

[脚注情報は省略]

参考文献

大蔵省印刷局編『官報 1922年04月05日』日本マイクロ写真、1922年。
人事興信所編『人事興信録 第7版』人事興信所、1925年。
『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』角川書店、1984年6月8日。
横浜市市民局総務部住居表示課『横浜の町名』1996年12月。
『県別マップル14 神奈川県道路地図』（第6版）昭文社、2016年、5頁。ISBN 978-4-398-62683-7。

関連項目

真砂町（曖昧さ回避）

もう一度検索